根茎野菜の育て方

しょうがを深型プランターで育て、夏の葉生姜から秋の新生姜まで収穫する

しょうがは高温と湿り気を好み、寒さと乾燥に弱い根茎野菜です。4月下旬から5月に種しょうがを植え、芽が伸びたら土寄せと水管理を続けると、夏は葉生姜、9月から10月は新生姜として収穫できます。

栽培難易度

ふつう

植え付け時期

4月下旬〜5月

栽培場所

日なた〜半日陰の深型プランター

収穫時期

7月〜10月

深型プランターで育つしょうがの株と株元の種しょうが

しょうがの育て方で大切なのは、暖かくなってから植えること、乾かしすぎないこと、株元を少しずつ土寄せすることです。平暖地では4月下旬から5月に種しょうがを植え付け、7月から8月に葉生姜、9月から10月に新生姜を収穫します。葉が黄ばみ始めたころが新生姜の収穫目安で、霜が降りる前に掘り上げます。

種しょうがは芽が2〜3個ある健全な塊を選ぶ
地温が上がる4月下旬〜5月に植え、寒い夜は無理に始めない
乾燥で太りが悪くなるため、夏は水切れを防ぐ
葉生姜は夏に若どり、新生姜は9〜10月に葉の黄ばみを見て収穫する
しょうがの種しょうが選び、植え付け、芽出し、土寄せ、水切れ注意、収穫の流れ

種しょうがの選び方から、植え付け、芽出し、土寄せ、水管理、収穫までを一枚で確認できます。

栽培ステップ

まずはこの流れで育てる

1

4月

種しょうがを選ぶ

種しょうがはふっくらしていて、芽が2〜3個見えるものを選びます。しなびたもの、黒ずんだもの、傷みがあるものは避けます。大きい塊は芽を残して50〜80gほどに分け、切り口を半日ほど乾かしてから植えます。

  • 芽が2〜3個ある塊を使う
  • 切り口を乾かして腐敗を防ぐ
2

4月下旬〜5月

暖かくなってから植え付ける

深さ30cm前後のプランターに水もちのよい野菜用培養土を入れます。種しょうがは芽を上向きにして、深さ5〜7cmほどに植えます。しょうがは低温で腐りやすいため、最低気温が安定してから始めます。

  • 深さ30cm前後の容器を使う
  • 地温が低い時期は待つ
3

植え付け後〜6月

芽出しまで乾かしすぎない

発芽まで時間がかかることがあります。土の表面が乾いたら水を与え、過湿で種しょうがを腐らせないよう排水も確認します。芽が出る前に掘り返すと傷めやすいので、暖かい場所で待ちます。

  • 発芽まで焦って掘らない
  • 乾燥と過湿の両方を避ける
4

6月〜8月

株元へ土寄せする

茎が伸びて株元が見えてきたら、培養土を少し足して根茎が露出しないようにします。土寄せをすると新しい根茎が太りやすくなります。強く埋めすぎず、株元を支える程度にします。

  • 株元が見えたら土を足す
  • 一度に深く埋めすぎない
5

7月〜9月

夏の水切れを防ぐ

しょうがは葉が茂る時期に水切れすると太りが悪くなります。真夏は朝にたっぷり水やりし、乾きが強い日は夕方も確認します。西日で土が熱くなる場所では、半日陰へ移すか敷きわらで乾燥を抑えます。

  • 真夏は朝の水やりを基本にする
  • 強い西日と乾燥を避ける
6

7月〜10月

葉生姜と新生姜を収穫する

7月から8月は若い株を少量だけ葉生姜として収穫できます。新生姜は9月から10月、葉が黄ばみ始めたころが目安です。寒さに当てると傷みやすいため、霜が降りる前に株ごと掘り上げます。

  • 葉生姜は夏に少量だけ若どり
  • 新生姜は葉の黄ばみと霜前を目安にする

月ごとの作業

1月

屋外栽培は休み。春に植える種しょうが、深型プランター、培養土を準備する。

2月

栽培計画を立てる。寒冷地は開始を急がず、暖地でも屋外植え付けはまだ待つ。

3月

種しょうがを入手する時期。低温で腐りやすいため、植え付けは暖かくなるまで保管する。

4月

平暖地・暖地で下旬から植え付け準備。最低気温が安定してから植える。

5月

植え付け適期。深型プランターに種しょうがを植え、乾かしすぎないよう管理する。

6月

芽が伸び始める。株元が見えたら少しずつ土寄せし、水切れを防ぐ。

7月

葉生姜の若どりが可能。取りすぎず、主な株は秋の新生姜用に育てる。

8月

高温乾燥期。朝の水やり、敷きわら、半日陰管理で根茎を太らせる。

9月

新生姜の収穫開始。葉色と株元の太りを見て、必要な分から掘る。

10月

収穫中心期。葉が黄ばみ始めたら、霜が降りる前に掘り上げる。

11月

寒冷地・平暖地は収穫終了。残った株は低温で傷む前に片付ける。

12月

プランターの土を整理し、翌年使う場合は古根を取り除いて改良する。

プランター栽培のコツ

しょうがは根茎が横に広がり、土寄せも必要になるため、浅い鉢より深型プランターが向きます。深さ30cm前後、幅60cm前後の容器に2〜3か所を目安に植えます。水もちのよい培養土を使いながら、鉢底の排水を確保し、真夏は敷きわらや腐葉土マルチで乾燥を抑えます。

  • 深さ30cm前後の容器を使う
  • 株元が見えたら土を足す
  • 夏は水切れと土の高温を防ぐ

トラブル対策

芽がなかなか出ない

低温、乾燥、種しょうがの傷みが原因になりやすいです。植え付け直後に掘り返さず、暖かい場所で土を乾かしすぎないよう待ちます。

葉先が枯れる

水切れ、強い西日、ハダニ、根傷みを確認します。真夏は半日陰へ移し、朝の水やりと葉裏の確認を続けます。

根茎が太らない

容器が浅い、水切れ、土寄せ不足、収穫が早すぎることが多いです。株元へ土を足し、9月以降まで育てます。

株元が黒くしおれる

過湿による根腐れの可能性があります。受け皿の水をためず、排水のよい土に植え替えるか、傷んだ株を処分します。

しょうがの葉生姜、新生姜、収穫適期、遅すぎを比較した収穫判断画像

収穫ガイド

しょうがの収穫時期と収穫目安

しょうがの収穫時期は用途で変わります。葉生姜は7月から8月に若い株を少量だけ抜き取ります。新生姜は9月から10月、株元が太り、葉が黄ばみ始めたころが収穫適期です。遅らせすぎて霜に当てると根茎が傷みやすいため、寒冷地は9月下旬から10月前半、平暖地は10月中、暖地でも冷え込む前に掘り上げます。

葉生姜は7〜8月、若い株を少量だけ収穫する
新生姜は9〜10月、葉が黄ばみ始めたころが目安
株元が太ってから掘ると収量が安定する
霜に当てる前に収穫を終える
しょうがのアブラムシ、ハダニ、根腐れ、葉枯病をまとめた診断画像

病虫害・トラブル

しょうがの病害虫対策

しょうがは比較的丈夫ですが、高温乾燥ではハダニ、柔らかい新芽にはアブラムシ、過湿では根腐れが出やすくなります。葉に茶色い斑点や枯れ込みが増える場合は葉枯病も疑います。水切れを恐れて受け皿に水をため続けると逆に株を傷めるため、湿り気と排水の両立が大切です。

アブラムシ

新芽や若い茎に小さな虫が集まる

早めに水で洗い流し、窒素肥料を多くしすぎない。混み合う葉を少し整理する。

ハダニ

葉が白くかすれ、乾燥時に葉裏で増える

葉裏に水をかけて乾燥を抑える。強い被害葉は取り除き、株を弱らせない。

根腐れ

過湿で株元が黒ずみ、葉が急にしおれる

受け皿の水を捨て、排水を改善する。傷みが強い株は早めに処分する。

葉枯病

葉に茶色い斑点や枯れ込みが広がる

病葉を取り除き、葉に泥はねや水滴が残り続けないよう管理する。

よくある質問

しょうがの植え付け時期はいつですか?

平暖地では4月下旬〜5月が目安です。しょうがは低温で腐りやすいため、寒冷地は5月中旬以降、暖地は4月中下旬から最低気温を見て始めます。

しょうがの収穫時期はいつですか?

葉生姜は7〜8月、新生姜は9〜10月が目安です。新生姜は葉が黄ばみ始め、株元が太ったころに霜前に掘り上げます。

しょうがの収穫目安は?

葉生姜は若い茎と小さな根茎を少量だけ、新生姜は葉が黄ばみ始めて株元が太ったころが目安です。霜に当てる前に収穫します。

しょうがはプランターでも育ちますか?

育ちます。深さ30cm前後のプランターを使い、水切れを防ぎながら株元へ土寄せすると、家庭菜園でも葉生姜や新生姜を収穫できます。

しょうがは日陰でも育ちますか?

暗い日陰では弱りますが、午前中だけ日が当たる場所や明るい半日陰なら育てられます。真夏の強い西日で土が高温になる場所は避けます。