8月〜種まき前
種子の系統と入手先を確認する
「のらぼう菜」の名でも系統は一つとは限りません。五日市原種は部会が交雑を避けて管理し、一般向け種子は毎年8月の数量限定販売です。購入袋、販売元、採種年を保存し、地域原種を無断で名乗りません。
- ・販売元と系統名を保存
- ・五日市原種と一般種子を区別
葉物野菜の育て方
西多摩で受け継がれてきたアブラナ科の伝統野菜です。秋に株を作り、冬の低温を越した後、つぼみが開く前の主茎を折り取ります。その後に伸びる側花茎も、葉を残しながら繰り返し収穫します。
種まき
9〜10月目安
冬越し
ロゼット状の株
収穫
2〜4月目安
採り方
主茎を折り側芽を残す
のらぼう菜は菜花の一種ですが、地域で守られてきた固定種・系統があります。東京都の紹介では五日市の原種は部会が交雑を避けて管理し、種子は毎年8月に数量限定販売されます。一般流通の同名種子と五日市原種を同一視せず、購入先と系統表示を保存します。
栽培ステップ
8月〜種まき前
「のらぼう菜」の名でも系統は一つとは限りません。五日市原種は部会が交雑を避けて管理し、一般向け種子は毎年8月の数量限定販売です。購入袋、販売元、採種年を保存し、地域原種を無断で名乗りません。
9〜10月目安
地域と種袋の作型を優先し、暑さが落ち着いてからポットまたは苗床へまきます。発芽後は混み合いを避け、アブラナ科害虫から防虫ネットで守ります。
本葉4〜6枚以降
日当たりと排水のよい場所へ定植し、株間35〜45cmを入口にします。遅まきで小さすぎる株、早まきで徒長した株にせず、冬前に締まったロゼットを作ります。
12〜2月
寒さに比較的強い一方、凍結と乾燥が続く地域では株元を軽く覆います。暖かい日の午前に水を与え、葉色が極端に薄い時だけ少量追肥します。
2〜3月
中心の花茎が伸び始めたら、株元から離して少量追肥します。窒素を多く与えて葉ばかりにせず、開花前の茎の太さと側芽の伸びを観察します。
つぼみが締まる時
東京都の地域資源紹介どおり、主茎は株ごと抜かず、手で折れる柔らかい位置から折り取ります。下の葉と側芽を残すと次の側花茎が伸びます。硬くて折れない位置まで下げません。
3〜4月中心
2〜3日ごとに確認し、つぼみが開く前の側花茎を順次収穫します。花が増え、茎が硬く細くなり、側芽の伸びが止まったら終了です。
8月
種子の販売元、系統、採種年と地域別作型を確認する。
9〜10月
秋まきし、防虫ネット下で締まった苗を作る。
11月
日当たりと排水のよい場所へ定植し、冬前の葉を充実させる。
12〜2月
過湿・乾燥・強い凍結を避け、ロゼット状で越冬させる。
2〜4月
主茎を折り、側花茎を開花前に繰り返し収穫する。
収穫終了後
採種しない株は花が種になる前に片付け、アブラナ科を連作しない。
深さ30cm前後・容量20L以上を入口に1容器1株とします。冬から春まで長く置くため、排水穴を確保し、風で倒れない位置へ置きます。畑より根域が乾きやすいので、冬も土の内部を確認します。
春になっても花茎が細い
日照、株間、冬前の株の大きさ、肥料切れを確認し、伸長開始時だけ少量追肥します。
茎が硬くて手で折れない
採り遅れか切る位置が低すぎます。上部の柔らかい位置を探し、次はつぼみが締まる段階で採ります。
最初の収穫で株を抜いてしまった
その株から側花茎は採れません。次の株は主茎だけを折り、葉と側芽を残します。
自家採種すれば五日市原種になりますか?
なりません。交雑や系統管理が必要で、地域部会が守る原種名を一般種子へ付けません。
収穫ガイド
つぼみが固く、茎が手で折れる柔らかさが収穫の入口です。主茎を抜かず、下葉と側芽を残して折ります。東京都農林水産振興財団の試験でも主茎摘心と側花茎の収量が検討されており、最初の収穫位置が後の側芽へ影響します。
病虫害・トラブル
コナガ、アオムシ、アブラムシ、根こぶ病などは菜花類と共通です。秋の若苗を防虫ネットで守り、葉裏を確認します。排水の悪い連作地を避け、根にこぶが出た株の土を別の場所へ運びません。
葉に穴、葉裏に幼虫
若苗期から防虫ネットを使い、見つけた幼虫を除きます。
新芽やつぼみに群生
早期に水で流し、混み合う葉を整理します。
日中しおれ、根にこぶ
発病株の土を動かさず、排水改善とアブラナ科の輪作を行います。
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根拠と安全確認
固定種の歴史、主茎を折る収穫、側芽、五日市部会の種子管理と8月限定販売を参照。
のらぼう菜の位置付けとセイヨウアブラナの系譜を参照。
越冬期生育、3月の収穫開始、花茎数と収量を参照。
主茎摘心と側花茎の収穫関係を参照。
のらぼう菜の採れごろ2月上旬〜4月下旬を参照。
秋まきが基本で、平暖地では9〜10月が入口です。地域と購入した種袋の作型を優先してください。
冬越し後の2〜4月ごろ、つぼみが開く前で茎が手で折れる柔らかさの時に収穫します。東京都の旬情報では2月上旬〜4月下旬が目安です。
株を抜かず、下葉と側芽を残し、手で折れる柔らかい位置から折り取ります。
地域で固定種として継承される系統がありますが、同名種子がすべて五日市原種とは限りません。販売元と系統表示を確認します。
育てられます。深さ30cm前後・20L以上を入口に1容器1株で、冬から春まで排水と乾燥を管理します。
菜花の育て方で大切なのは、秋に早すぎず遅すぎず種まきし、冬越し後のつぼみを開花前に収穫することです。平暖地では9月から10月が種まき時期で、寒冷地・北海道・東北は8月下旬から9月中旬に早め、暖地・九州・四国南部は10月まきでも育てやすいです。収穫目安はつぼみが固く、主茎やわき芽が12cmから15cm前後に伸びたころです。
秋まきは「秋ならいつでも」ではなく、冬までに必要な葉数や根張りを確保できるかで決まります。今日の日付と地域を先に確認し、適期内なら種まき、遅れたら育苗済みの苗・短期葉物・次の越冬作業へ切り替えてください。9月の直播、9月の苗・プランター、10月の植え付けは下の専用入口で重複なく確認できます。
防虫ネットは「何月に外す」ではなく、野菜の種類、開花、葉と網の距離、網内の虫で決めます。大根やアブラナ科で葉に余裕があり、外に害虫がいる時は続けます。間引き・追肥・収穫は必要な面だけ短時間開け、葉が網へ触れたら外す前に支柱を高くします。虫媒受粉が必要な果菜は、開花後に外すか、朝だけ開けて人工授粉します。