発見時
葉脈で区切られた黄斑を見る
葉表に黄色〜淡褐色の斑点があり、葉脈を境に角張って見えるか確認します。肥料不足の均一な黄化や、ハダニの細かな点状かすれとは形が異なります。
- ・角張った黄色斑
- ・葉脈で止まる
病気診断ガイド
葉脈に区切られた黄色い角張った斑点が出たら、湿りの残る朝に葉裏を見ます。対応位置に灰色〜紫褐色のかびがあればべと病を疑い、病葉を袋で除きます。
初期症状
黄色い角斑
見る場所
朝の葉裏
増えやすい
連続した湿り
すぐやる
病葉除去
予防
通風・株元水やり
べと病は冷涼〜温暖で湿った状態が続くと発生しやすく、葉表に葉脈で区切られた黄色い角斑を作ります。早朝や高湿度時には、その裏側に灰色から紫褐色のかびが見えることがあります。白い粉が葉表へ広がるうどんこ病とは確認場所と斑点の形が異なります。
診断ステップ
発見時
葉表に黄色〜淡褐色の斑点があり、葉脈を境に角張って見えるか確認します。肥料不足の均一な黄化や、ハダニの細かな点状かすれとは形が異なります。
早朝
湿度が高く露の残る朝、表の黄斑に対応する葉裏を返します。灰色〜紫褐色の薄いかび状の層があれば、べと病の可能性が高まります。
同時確認
葉同士の重なり、夕方の葉面散水、鉢の密着、排水不良を確認します。単に水やり回数だけを減らさず、土の乾きと葉がぬれている時間を分けて考えます。
確認直後
病斑が広がり褐変した下葉を袋で受けながら切ります。まだ緑の葉を大量に失うと株が弱るため、重症葉から段階的に除去します。
株ごと
はさみを株ごとに拭き、病葉を鉢元へ残しません。誘引を直し、鉢や株の間隔を取り、健康な葉の周囲へ風が通る状態を作ります。
処置後
水やりは朝、葉ではなく株元の土へ行います。新しい角斑が増えないか週1〜2回確認し、拡大が続く場合は対象作物と病気に登録のある薬剤をラベル通りに使います。
春
雨や曇天が続いた後は、下葉の角斑と朝の葉裏を週1〜2回確認する。
梅雨
最も警戒する時期。病葉を残さず、誘引と株間を直して葉の乾きを早める。
秋
涼しく湿る夜が増えたら、夕方の葉面散水を避けて新しい黄斑を確認する。
壁際に鉢が密集すると葉が乾きにくくなります。鉢を離し、つるを支柱やネットへ分散して誘引します。受け皿に水をためず、朝に株元へ水やりします。
きゅうりの葉に黄色い斑点があります
斑点が葉脈で角張るか見て、朝に同じ位置の葉裏へ灰紫色のかびがないか確認します。
葉裏に何も見えません
乾いた昼は見えにくい場合があります。露の残る早朝に再確認し、斑点の拡大も数日記録します。
うどんこ病との違いが分かりません
べと病は黄色い角斑と葉裏の灰紫色のかび、うどんこ病は主に葉表の白い粉状斑点が特徴です。
水やりを減らせば治りますか?
極端な水切れは株を弱らせます。土の必要水分は保ち、朝の株元水やり、通風、病葉除去で葉の湿り時間を短くします。
収穫・食用判断
べと病は主に葉に発生します。実が硬く腐敗や異臭がなければ、表面を流水で洗って利用できます。病斑や軟化が実へ及んだものは除きます。
症状別の対策
葉表の角斑、同じ位置の葉裏、後期の褐変を見て、葉表へ白粉が出るうどんこ病と分けます。
葉脈で区切られた黄色い角斑
同じ位置の葉裏を朝に確認する。
灰色〜紫褐色の薄いかびが出る
病葉を袋で除いて通風を作る。
角斑が褐変して葉が枯れ込む
重症葉を除き新葉への拡大を確認する。
葉表に白い粉状斑点が広がる
粉の付着を確認し別ガイドで対処する。
葉表に葉脈で区切られた黄色い角斑が現れます。湿った朝に葉裏を見ると灰色〜紫褐色のかびが見えることがあります。
べと病は黄色い角斑と葉裏の灰紫色のかび、うどんこ病は葉表の白い粉状斑点が主な見分け方です。
褐変して広がった下葉は袋へ入れながら切ります。健康な緑葉まで一度に取りすぎないようにします。
実が硬く腐敗や異臭がなければ流水で洗って利用できます。薬剤使用時は収穫前日数を守ります。