購入前
まず直播向きか、移植向きかを分ける
大根・にんじん・かぶなど、根を収穫する作物は移植で根が乱れやすいため、育てる場所へ直接まきます。小松菜・ほうれん草・水菜・春菊も、適期内なら直播から始めやすい作物です。白菜・キャベツ・ブロッコリーなどはセルやポットで育苗してから植えられます。
- ・根菜は直播
- ・早どり葉物も直播
- ・結球野菜は育苗または購入苗
秋冬野菜の時期ガイド
大根・にんじん・小松菜などは直播、白菜・キャベツ・ブロッコリーは育苗日数が残れば自家育苗、播種期を過ぎても定植期内なら若い購入苗へ。定植期まで過ぎたら、無理に始めず今季は見送ります。
根菜・早どり葉物
直播
育苗日数あり
種から育苗
播種期を過ぎた
若苗を買う
定植期も過ぎた
今季見送り
店頭に種と苗が並んでいても、どちらでも同じではありません。移植を嫌う根菜と短期間で育つ葉物は直播が基本です。結球野菜は育苗期間を確保できるかを確認し、間に合わなければ購入苗へ切り替えます。種袋の地域別作型を最優先に、購入前に「直播・自家育苗・購入苗・見送り」のどれかを決めます。
選び方ステップ
購入前
大根・にんじん・かぶなど、根を収穫する作物は移植で根が乱れやすいため、育てる場所へ直接まきます。小松菜・ほうれん草・水菜・春菊も、適期内なら直播から始めやすい作物です。白菜・キャベツ・ブロッコリーなどはセルやポットで育苗してから植えられます。
種を買う前
寒冷地・平暖地・暖地で播種と定植の時期はずれます。全国共通の月だけで決めず、種袋の地域区分、播種期、定植期、収穫期を確認します。寒冷地では8月下旬に結球野菜の夏まきが終盤になることがあり、暖地では残暑を避けて9月から始める作型があります。
自家育苗の判断
白菜は播種から定植まで約20〜30日、キャベツやブロッコリーはおおむね30〜40日を見込みます。地域の定植期限までこの日数が残り、高温期でも明るく風通しのよい育苗場所を確保できる場合だけ、種から育苗します。
購入を決める時
直播向きで播種適期内なら種を選びます。結球野菜で育苗日数が残れば種、播種期を過ぎても定植期内なら若い購入苗へ切り替えます。定植期も過ぎた場合は、遅れを多肥で取り戻そうとせず今季は見送ります。
売り場で
葉色が均一で、生長点が傷まず、茎が短く締まり、鉢底から太い根が密集していない若苗を選びます。店頭に並んでいることは、その場所で必ず間に合う保証ではありません。地域の定植期と品種を確認し、徒長・黄化・根詰まり苗は避けます。
播種・定植前
アブラナ科は発芽直後や定植直後から食害を受けます。土づくり、株間、支柱、防虫ネットを先に準備し、種まき当日または定植直後に裾まで閉じます。準備が間に合わない日は苗を買い置きせず、作業できる日に合わせます。
8月下旬
寒冷地は結球野菜の定植期限を先に確認。平暖地は根菜の直播と結球野菜の育苗、暖地は高温が続くなら播種を急がない。
9月上旬
平暖地は大根・かぶ・葉物を直播。白菜などの播種期限後は、定植期内に限り締まった若苗へ切り替える。
9月中旬〜下旬
結球野菜を今から種で始める前に育苗日数を再計算。間に合わない地域では購入苗、定植期限後は見送りを選ぶ。
10月
暖地の地域作型と早どり葉物を中心に種袋を確認。平暖地・寒冷地で遅い結球野菜を無理に始めない。
購入苗で育苗期間を短縮しても、容器の深さ・土量・日照不足は補えません。根菜は品種に合う深型へ直播し、葉物は15〜20cm程度、結球野菜は30cm前後の深さと十分な土量を確保します。残暑期は黒い容器の地温を測り、朝に土の深さ2〜3cmまで乾きを確認します。
店に苗があるので、今からでも間に合いますか?
店頭在庫だけでは判断できません。種袋や苗ラベルの地域別定植期に入り、若く締まった苗で、植え場所が準備済みの場合だけ選びます。定植期後なら今季は見送ります。
種を買いましたが、播種期を過ぎています
根菜は苗へ切り替えられません。翌シーズンまで種を適切に保管します。結球野菜は定植期内なら若苗へ切り替え、定植期も過ぎていれば見送ります。
購入苗が大きければ遅れを取り戻せますか?
大苗ほど有利とは限りません。徒長や根詰まりした老化苗は活着が遅れます。本葉数、節間、生長点、根鉢を見て若い苗を選びます。
遅れたので肥料を多くすればよいですか?
多肥では失った日数を取り戻せず、軟弱徒長や病害の原因になります。適期外なら早生品種、若苗、見送りの順で判断します。
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根拠と安全確認
結球野菜は初心者ならポット苗、小松菜・ほうれん草・春菊は種から始めやすいという区分を参照。
秋冬野菜を種から育てる難易度と、小松菜・ほうれん草などの入門作物を参照。
キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、白菜の夏育苗と高温期管理を参照。
葉色、節間、生長点、根鉢から健全な購入苗を選ぶ基準を参照。
白菜・キャベツ・結球レタスなどの結球野菜は、初心者なら健全なポット苗から始めると育苗の高温・虫害を避けやすくなります。大根・にんじん・小松菜・ほうれん草などは適期内に種を直播します。
地域の定植適期に入り、畝やプランターと防虫ネットを準備できた日に買います。売り場に出た日だけで判断せず、ラベルの地域別作型を確認します。
地域と品種で異なります。平暖地の一般的な秋冬どりでは遅いことが多いため、種袋の播種期限を過ぎていたら種まきせず、定植適期内の若苗へ切り替えます。
はい。地域の播種適期に入り、発芽条件を整えられるなら、育てる場所へ直接まけます。少量ずつ時期をずらすと収穫が集中しにくくなります。
地域の定植期限を過ぎた、収穫までの気温と日数が足りない、または徒長・根詰まりした苗しかない時です。無理に始めず、早どり葉物や翌作へ切り替えます。
8月は「植えられる野菜一覧」だけでは判断できません。同じ作物でも寒冷地は適期の終盤、平暖地は育苗や直播の開始、暖地はまだ高温待ちになるためです。地域と栽培場所を選び、35種類を次の行動で分けてください。
白菜の秋作は、早過ぎると高温・病害虫、遅過ぎると葉数不足で結球しにくくなるため、播種日の幅が狭い作物です。発芽地温は20〜25℃が目安。平暖地では9月上旬ごろが播種限界の一つですが、品種と地域で変わるため、種袋の作型を最優先にします。期限を過ぎても種をまき続けず、まだ定植適期なら本葉2〜4枚の締まった苗へ切り替え、定植期も過ぎた場合は今季の結球白菜を見送ります。
秋キャベツは真夏に苗を作り、涼しくなる頃に定植して外葉を十分に育てる作型です。発芽適温は15〜30℃ですが、育苗トレーが30℃を超える直射日光下では発芽不良、徒長、水切れが増えます。種袋の地域別作型を最優先にし、適期内なら明るい日陰で育苗、播種期限を過ぎたら購入苗へ切り替えます。遅まきで寒くなる前に外葉が育たないと、球が小さい、または結球しない原因になります。