種を開ける前
地域と品種から播種日を一つに決める
北海道の一般的な春まきと、本州以南の秋まきは別の作型です。本州の目安は東北などの寒冷地が9月上旬、平暖地が9月中旬、暖地が9月下旬。極早生・早生は少し早く、中生・中晩生は少し遅くなります。袋に表示された地域と品種の播種適期から外れる日は、一般月より袋を優先します。
- ・北海道の春まきと本州の秋まきを分ける
- ・品種の早晩性を確認
- ・種袋の地域別作型を最優先
種まき・育苗ガイド
北海道の春まきは2〜3月、東北などの寒冷地の秋まきは9月上旬、平暖地は9月中旬、暖地は9月下旬が大まかな入口です。早生は少し早く、中晩生は少し遅くなりますが、種袋の地域別作型を最優先にします。適期外なら日付をずらし、育苗期間が足りなければ地域の定植適期に合う購入苗へ切り替えます。
寒冷地・東北
9月上旬
平暖地
9月中旬
暖地
9月下旬
発芽適温
15〜20℃
玉ねぎは、秋に大きくし過ぎても小さ過ぎても越冬後の収穫が不安定になります。早まきの大苗は低温に反応して翌春のとう立ち・分球が増えやすく、遅まきの小苗は越冬不良や球の肥大不足につながります。発芽適温15〜20℃を目安に、品種と地域の適期へ合わせてまき、約55〜60日後に本葉3〜4枚・株元5〜7mm前後の苗へ育てます。
作業ステップ
種を開ける前
北海道の一般的な春まきと、本州以南の秋まきは別の作型です。本州の目安は東北などの寒冷地が9月上旬、平暖地が9月中旬、暖地が9月下旬。極早生・早生は少し早く、中生・中晩生は少し遅くなります。袋に表示された地域と品種の播種適期から外れる日は、一般月より袋を優先します。
播種前
播種適期内で発芽温度を保てるなら種から始めます。適期より前なら大苗を避けるため待ち、播種期限を過ぎて55〜60日の育苗期間を確保できない場合は、地域の定植適期に合う購入苗へ切り替えます。定植適期も過ぎる場合は、遅まきや遅植えを重ねず今季を見送ります。
播種当日
清潔な種まき培土を育苗箱へ入れて表面を平らにし、3〜5cm間隔で深さ約1cmのまき溝を作ります。黒い種を約1cm間隔へ置き、約1cm覆土して板や手のひらで軽く鎮圧します。覆土が深過ぎる、土が粗い、鎮圧しない状態は発芽のばらつきにつながります。
播種後約7日
細かなシャワーで十分に水を含ませ、発芽までは表面を乾かしません。ただし受け皿に水をため続けず、強雨で種を流さない場所へ置きます。発芽適温は15〜20℃、適温なら約7日が目安です。25℃以上では初期生育が抑えられやすいため、高温の黒いトレーは直射日光から外します。
発芽した日から
芽がそろい始めたら保湿用の覆いを外し、午前の日が当たり風通しのよい場所へ移します。玉ねぎの芽は最初に折れ曲がったループ状で出て、のちに先端が起きます。暗い場所へ置き続けず、混み合う部分は株間1〜2cmほどへ整理し、弱い苗だけを抜きます。
本葉3〜4枚
水やりは表面が乾き始めた朝に行い、常時湿ったままにしません。約55〜60日後、本葉3〜4枚、株元5〜7mm前後、白い根がある締まった苗を定植候補にします。草丈だけで決めず、太過ぎる苗・極端な小苗・根が傷んだ苗は分け、最終判断は玉ねぎの定植時期ページで地域と苗の状態を確認します。
2〜3月・北海道
長日系の春まき用品種を選び、加温・保温条件と5月ごろの定植日から育苗を逆算する。
9月上旬・寒冷地
東北などの秋まき入口。早生・中晩生と地域の初霜を種袋で確認し、遅まきを避ける。
9月中旬・平暖地
秋まきの中心。発芽適温と55〜60日の育苗期間を確保し、早まきで大苗にしない。
9月下旬・暖地
残暑の地温を確認し、早まきを避けつつ品種の最終播種日を過ぎないよう調整する。
10〜11月
本葉3〜4枚・株元5〜7mm前後へ育て、地域の定植適期と苗の大きさをそろえる。
家庭で必要な苗が少ない場合は、深さ10cm以上の育苗箱や深めのトレーへ条まきします。最終栽培用のプランターへ密に直まきせず、発芽と育苗を別容器でそろえてから、深さ20cm以上・株間10〜15cmを確保した栽培容器へ定植します。市販培養土は袋の用途と肥料量を確認し、畑用の石灰・堆肥量をそのまま足しません。
8月ですが、早くまいた方が大きな玉になりますか?
一般には早まきで大苗になるほど、越冬後のとう立ち・分球リスクが上がります。種袋の地域別適期より前なら待ちます。北海道の春まきなど別作型を本州の秋まきへ流用しません。
9月下旬ですが、今から種をまけますか?
暖地では適期の品種がありますが、寒冷地・平暖地では遅い場合があります。種袋の最終播種日と、定植まで55〜60日を確保できるかを確認し、足りなければ購入苗へ切り替えます。
発芽がばらばらです
覆土が約1cmでそろっているか、播種後に鎮圧したか、発芽まで乾いた日や強雨がなかったか、地温15〜20℃を外れていないかを確認します。期限後のまき直しはせず苗へ切り替えます。
苗が細く倒れます
発芽後の覆いを外し、午前の日光と風通しを確保します。密集部は1〜2cmへ整理し、窒素肥料を増やして太らせようとしません。株元が水浸状に倒れる場合は過湿と立枯れを疑います。
苗が太くなり過ぎました
早まきや多肥で大きくなった可能性があります。太い苗だけを主力にせず、品種の基準と定植時期ページで確認します。大苗を深植えして調整しません。
PR・楽天アフィリエイトおすすめ表示の設定
根拠と安全確認
地域・品種別の播種、発芽適温15〜20℃、早まきの抽苔・分球、遅まきの小苗、育苗55日を参照。
東北・関東以西平地・暖地の播種時期差、品種の早晩性、55〜60日の育苗を参照。
早生・中生・晩生のまきどき、苗床、覆土、鎮圧と発芽までの保湿を参照。
低温と花芽分化、北海道の春まき用品種、育苗55日程度の若苗を参照。
大まかな入口は、北海道の春まきが2〜3月、東北など寒冷地の秋まきが9月上旬、平暖地が9月中旬、暖地が9月下旬です。品種と種袋の地域別作型を最優先にします。
発芽適温は15〜20℃で、適温なら約7日が目安です。25℃以上では初期生育が抑えられやすいため、残暑期は育苗箱の地温を確認します。
深さ約1cmのまき溝へ約1cm間隔で種を置き、約1cm覆土して軽く鎮圧します。育苗箱では条間3〜5cmを目安にします。
秋まきでは約55〜60日が目安です。本葉3〜4枚、株元5〜7mm前後を入口にし、品種と地域の定植適期をそろえます。
大苗で越冬すると、低温に反応して翌春のとう立ちや分球が増えやすくなります。早生・中晩生の違いと種袋の適期を守ります。
極端な小苗は越冬不良や球の肥大不足につながります。定植まで55〜60日を確保できない場合は、地域の定植適期に合う購入苗へ切り替えます。
秋まき玉ねぎの定植は、厳寒期の前に根付く時期と、越冬に適した苗の大きさをそろえる作業です。早く植えて大株にすると低温後のとう立ち・分球が増え、遅く小苗を植えると寒害で減りやすくなります。北海道の春まき作型、ホーム玉ねぎなどのセット球は別の作型です。
9月なら何でも同じように間に合うわけではありません。今が上旬・中旬・下旬のどこか、寒冷地・平暖地・暖地のどこかを先に確認します。大根など日数が必要な根菜は適期を逃さず、遅れた時は小松菜・ミズナ・ラディッシュなど短期候補、または育苗済みの苗へ切り替えます。
店頭に種と苗が並んでいても、どちらでも同じではありません。移植を嫌う根菜と短期間で育つ葉物は直播が基本です。結球野菜は育苗期間を確保できるかを確認し、間に合わなければ購入苗へ切り替えます。種袋の地域別作型を最優先に、購入前に「直播・自家育苗・購入苗・見送り」のどれかを決めます。