野菜の育て方

つるむらさきをプランターで育てて夏の葉物を長く収穫する

つるむらさきは暑さに強く、夏に葉物が少ない時期でも育てやすい野菜です。平暖地では5月から6月に種まきし、支柱を立ててつるを誘導します。収穫時期は7月から10月ごろで、やわらかい先端を15cmから20cmで摘み取ると、わき芽が伸びて長く収穫できます。

栽培難易度

初心者向き

種まき時期

5月〜6月

栽培場所

日なたの深型プランター

収穫目安

つる先15〜20cm・若葉がつやつや

プランターで育つつるむらさきの若いつる先をはさみで収穫する手元

つるむらさきの種まき時期は、平暖地では5月から6月が目安です。寒冷地・北海道・東北では地温が上がる5月下旬から6月に寄せ、収穫期間は短めに見ます。暖地・九州・四国南部では4月下旬から始められる年もありますが、真夏は水切れとハダニ、台風前のつる整理を優先します。収穫目安は、つる先が15cmから20cm伸び、葉がつやのある若い状態です。

暑さに強い夏の葉物で、7月〜10月に収穫しやすい
深さ20〜30cmのプランターに支柱を立ててつるを誘導する
草丈30cm前後で摘心し、わき芽を増やす
つる先15〜20cmを早めに摘み取り、硬くなる前に使う
つるむらさきの種まき、間引き、支柱、水やり、摘心、収穫をまとめた縦長画像

種まき、間引き、支柱、水やり、摘心、15〜20cmの収穫までを一枚で確認できます。

栽培ステップ

まずはこの流れで育てる

1

5月〜6月

暖かくなってから種をまく

つるむらさきは高温を好み、低温では発芽と初期生育が遅れます。平暖地は5月から6月、寒冷地は5月下旬から6月、暖地は4月下旬以降が目安です。種皮が硬いため、一晩水に浸してからまくと発芽がそろいやすくなります。

  • 低温期に急がない
  • 一晩吸水させると発芽しやすい
2

種まき当日

深型プランターに点まきする

深さ20cmから30cm以上のプランターに培養土を入れ、株間20cmから30cmを目安に点まきします。1か所に2粒から3粒まき、薄く覆土して水やりします。つるが伸びるため、標準プランターでは2株から3株に抑えると管理しやすいです。

  • 深さ20〜30cm以上を選ぶ
  • 標準プランターは2〜3株まで
3

発芽後2〜3週間

本葉が出たら間引いて株を決める

本葉が2枚から3枚になったら、生育のよい株を残して間引きます。混み合うと風通しが悪くなり、ハダニや斑点病が出やすくなります。間引き後は株元に土を軽く寄せ、ぐらつかないようにします。

  • 強い株を残す
  • 混み合いを早めに解消する
4

草丈20〜30cm

支柱やネットでつるを誘導する

つるむらさきは放任でも育ちますが、プランターでは支柱やネットを立てると葉が汚れにくく、収穫もしやすくなります。ベランダでは風を受けるため、支柱をプランターにしっかり固定します。台風前は伸びすぎたつるを軽く整理します。

  • 支柱を早めに立てる
  • 風で倒れないよう固定する
5

生育中ずっと

夏は水切れさせない

つるむらさきは暑さに強い野菜ですが、プランターでは水切れすると葉が硬くなり、ハダニも出やすくなります。表土が乾いたら鉢底から流れるまで水やりし、真夏は朝夕に確認します。過湿が続くと根腐れしやすいため、受け皿の水は捨てます。

  • 真夏は朝夕に乾き具合を見る
  • 受け皿の水はためない
6

収穫前

草丈30cm前後で摘心する

草丈が30cm前後になったら、先端を摘心してわき芽を増やします。摘心した若いつるはそのまま収穫できます。わき芽が増えると、収穫量が安定し、柔らかいつる先を繰り返し採りやすくなります。

  • 摘心でわき芽を増やす
  • 摘んだ先端も食べられる
7

7月〜10月

15〜20cmの若いつる先を収穫する

収穫時期は7月から10月が中心です。つる先が15cmから20cm伸び、葉につやがあり、茎が太く硬くなる前に摘み取ります。収穫が遅れると葉が大きく厚くなり、つるも筋っぽくなります。寒さで生育が止まるまで、2日から3日に1回見て若いつるを採ります。

  • 15〜20cmで早めに採る
  • 秋の冷え込みまで収穫できる

月ごとの作業

1月

寒さで屋外栽培は休み。次作のプランター、支柱、ネットを点検する。

2月

種の購入時期。青茎、赤茎、つるの伸び方を確認して選ぶ。

3月

まだ低温期。暖地以外は種まきを急がず、培養土と支柱を準備する。

4月

暖地は下旬から種まき可能。平暖地は地温が上がるまで待つ。

5月

平暖地の種まき開始。寒冷地は下旬以降にずらす。

6月

種まき本番。発芽後は間引き、支柱を立ててつるを誘導する。

7月

収穫開始。つる先15〜20cmを摘み取り、乾燥とハダニを確認する。

8月

収穫最盛期。水切れを防ぎ、伸びすぎたつるを整理する。

9月

収穫継続。台風前は支柱を固定し、混み合う葉を減らす。

10月

暖地や平暖地は収穫終盤。冷え込む前に若いつるを採る。

11月

寒さで生育が止まる。株を片付け、支柱とプランターを洗う。

12月

栽培休み。翌年の種まき時期と置き場所を決める。

プランター栽培のコツ

つるむらさきは生育が旺盛なので、深さ20cmから30cm以上のプランターで根域を確保します。標準プランターなら2株から3株に抑え、支柱やネットでつるを上へ誘導すると、葉が汚れにくく収穫もしやすくなります。夏は土が乾きやすいため、水切れさせないことが柔らかい葉を保つ最大のコツです。

  • 深さ20〜30cm以上のプランターを使う
  • 支柱やネットでつるを誘導する
  • 真夏は水切れとハダニを重点的に見る

トラブル対策

発芽がそろわない

低温や乾燥が原因です。5月以降の暖かい時期にまき、一晩吸水させてから種まきします。

葉が硬い

収穫遅れや水切れが原因です。つる先15〜20cmで早めに摘み取り、乾いたらたっぷり水やりします。

つるが暴れる

支柱やネット不足です。早めに支柱を立て、伸びすぎたつるは収穫を兼ねて切ります。

葉が白くかすれる

ハダニの可能性があります。乾燥を避け、葉裏を確認して水で洗い流します。

株元がしおれる

過湿による根腐れや水切れを確認します。受け皿の水を捨て、水やりの頻度を調整します。

つるむらさきの早い、適期、遅い、摘み取りを比較した収穫目安画像

収穫ガイド

つるむらさきの収穫時期・収穫目安・いつまで収穫できるか

つるむらさきの収穫時期は7月から10月が中心です。収穫目安は、つる先が15cmから20cm伸び、葉がつやつやして柔らかく、茎がまだ太く硬くなっていない状態です。先端を摘み取るとわき芽が伸びるため、2日から3日に1回見回って若いつるを採ります。収穫が遅れると花芽が出て、葉と茎が硬くなります。暖地では秋まで続きますが、寒冷地では冷え込み前に採り切ります。

7〜10月が主な収穫時期
つる先15〜20cmで葉が柔らかいころが適期
先端を摘むとわき芽が伸びて収穫が続く
花芽や太い硬いつるが目立つ前に採る
つるむらさきのアブラムシ、ハダニ、斑点病、根腐れをまとめた診断画像

病虫害・トラブル

病虫害・トラブル対策

つるむらさきは比較的丈夫ですが、アブラムシ、ハダニ、斑点病、根腐れに注意します。アブラムシは新芽や葉裏、ハダニは高温乾燥時の葉のかすれ、斑点病は褐色の斑点、根腐れは株元の黄化やしおれが目印です。夏は水切れを防ぎつつ、受け皿の水をためず、葉が混み合ったら収穫を兼ねて整理します。

アブラムシ

新芽や葉裏に小さな虫が集まる

初期に水で流し、混み合う先端を収穫して風通しを作ります。

ハダニ

葉が細かく白くかすれる

乾燥を避け、葉裏に水をかけて発生初期に洗い流します。

斑点病

葉に褐色の斑点が増える

被害葉を取り、泥はねと過湿を避けます。

根腐れ

株元が傷み、葉が黄化してしおれる

受け皿の水を捨て、水はけを確保します。

よくある質問

つるむらさきの種まき時期はいつですか?

平暖地では5月から6月が目安です。寒冷地は5月下旬から6月、暖地は4月下旬以降に始められる年もあります。

つるむらさきはプランターで育てられますか?

育てられます。深さ20cmから30cm以上のプランターに2株から3株を目安に植え、支柱やネットでつるを誘導します。

つるむらさきの収穫時期はいつですか?

7月から10月が中心です。暖地では秋まで続きますが、寒冷地では冷え込み前に収穫を終えます。

つるむらさきの収穫目安は何ですか?

つる先が15cmから20cm伸び、葉がつやつやして柔らかく、茎が硬くなる前が収穫目安です。

つるむらさきはいつまで収穫できますか?

寒さで生育が止まるまで収穫できます。平暖地では10月ごろまで、暖地では秋遅くまで続くことがあります。

つるむらさきは摘心したほうがよいですか?

草丈30cm前後で摘心するとわき芽が増え、柔らかいつる先を繰り返し収穫しやすくなります。