野菜の育て方

セロリをプランターで育てて外葉から長く収穫する

セロリは水切れと暑さに弱い一方、深型プランターで水分を安定させると家庭菜園でも育てられます。初心者は苗から始め、平暖地では4月から5月の春植え、または9月植えが目安です。草丈30cmから40cmで外側の茎が太く締まったら、外葉から切って収穫します。

栽培難易度

中級向き

植え付け時期

4月〜5月・9月

栽培場所

日なた〜半日陰の深型プランター

収穫目安

草丈30〜40cm・外葉が太い

深型プランターで育つセロリの外葉をはさみで収穫する手元

セロリの植え付け時期は、平暖地では春植えが4月から5月、秋植えが9月ごろです。寒冷地・北海道・東北は遅霜を避けて5月下旬以降に植え、秋植えは生育期間が短くなるため無理しすぎません。暖地・九州・四国南部では春を早められますが、真夏は強光、乾燥、ハダニ、とう立ちが出やすいため半日陰と水切れ対策を優先します。収穫目安は草丈30cmから40cm、外側の葉柄が太く香りが強くなったころです。

初心者は種まきより苗の植え付けが安定する
深さ25〜30cm以上のプランターで水分を切らさない
追肥は少量を継続し、葉柄を太らせる
草丈30〜40cmで外葉から切り、中心を残して収穫を続ける
セロリの苗選び、植え付け、深型プランター、水切れ注意、追肥、軟白、外葉収穫をまとめた縦長画像

苗選び、植え付け、水切れ対策、追肥、軟白、外葉収穫までを一枚で確認できます。

栽培ステップ

まずはこの流れで育てる

1

4月〜5月・9月

本葉が多く茎が太い苗を選ぶ

セロリは発芽と育苗に時間がかかるため、家庭菜園では苗から始めると失敗が減ります。葉色が濃く、株元がぐらつかず、本葉が6枚以上ある苗を選びます。ひょろ長い苗、下葉が黄色い苗、根鉢が乾き切った苗は避けます。

  • 初心者は苗から始める
  • 株元がしっかりした苗を選ぶ
2

植え付け当日

深型プランターに1株ずつ植える

セロリは根を広げ、水分を多く使います。深さ25cmから30cm以上、容量15L以上のプランターを用意し、標準プランターなら2株までにします。根鉢を崩しすぎず、株元を深く埋めないように植え付けます。

  • 深さ25〜30cm以上を選ぶ
  • 株元を深植えしない
3

植え付け後〜生育中

春は日なた、夏は半日陰に寄せる

春と秋は日当たりのよい場所で育てます。気温が高い時期は葉が硬くなり、ハダニも出やすいため、午後の強い西日を避けます。寒冷地では植え付けを遅らせ、暖地では夏の直射と乾燥を避けることが地域別の大きな調整点です。

  • 夏は半日陰で水切れを防ぐ
  • 寒冷地は遅霜後に植える
4

生育中ずっと

表土が乾き始めたらたっぷり水やりする

セロリは乾燥すると茎が細く硬くなり、香りも強く荒くなります。表土が乾き始めたら鉢底から流れるまで水やりします。真夏は朝夕の確認が必要です。ただし受け皿に水をためっぱなしにすると軟腐病が出やすくなります。

  • 水切れは茎を硬くする
  • 受け皿の水は捨てる
5

植え付け2週間後〜収穫中

2週間に1回少量追肥する

外葉が増え始めたら、2週間に1回を目安に野菜用肥料を少量与えます。肥料を一度に多く入れるより、水切れさせず少量を続けるほうが葉柄が太りやすいです。葉色が濃すぎる、茎が軟らかすぎる場合は追肥を控えます。

  • 追肥は少量を継続する
  • 肥料過多と過湿を重ねない
6

収穫2〜3週間前

必要なら株元を包んで軟白する

茎を白くやわらかくしたい場合は、収穫の2週間から3週間前に株元を厚紙や新聞紙でゆるく包みます。完全に密閉すると蒸れて病気が出るため、風通しを残します。家庭菜園では必須ではなく、緑のまま外葉収穫しても問題ありません。

  • 軟白は任意でよい
  • 蒸れないようにゆるく包む
7

植え付け後60〜90日

30〜40cmで外葉から切って収穫する

収穫時期は春植えで6月から7月、秋植えで11月から12月が中心です。草丈30cmから40cmになり、外側の葉柄が太く締まったら株元から外葉を切ります。中心の新芽を残すと収穫を続けられます。花芽が上がる、茎が筋っぽくなる、株元が腐る前に早めに採ります。

  • 草丈30〜40cmが目安
  • 中心を残して外葉から採る

月ごとの作業

1月

寒冷期は屋外栽培を無理しない。春植え用の深型プランターと培養土を準備する。

2月

種から育てる場合は室内で育苗を始める。初心者は苗購入を前提に計画する。

3月

暖地は苗の準備。平暖地は遅霜を確認し、植え付け場所を整える。

4月

平暖地の春植え開始。深型プランターへ植え、水切れさせない。

5月

春植え本番。寒冷地は下旬以降に植え、平暖地は追肥を始める。

6月

春植えの生育期。外葉が太った株から収穫し、梅雨の過湿に注意する。

7月

暑さと水切れに注意。午後の強光を避け、ハダニを葉裏で確認する。

8月

真夏は無理な植え付けを避ける。秋植え用の苗、土、日よけを準備する。

9月

秋植えの適期。暖地や平暖地は苗を植え、乾燥させず根付かせる。

10月

秋植えの追肥と水やりを続ける。軟白する場合は収穫前に株元を包む。

11月

秋植えの収穫開始。草丈30〜40cmで外葉から採る。

12月

暖地や軒下では収穫継続。寒冷地は凍結前に採り切る。

プランター栽培のコツ

セロリは浅い小鉢より、深さ25cmから30cm以上のプランターで水分を安定させるほうが育てやすい野菜です。標準プランターなら1株から2株に抑え、株元を蒸らさず、表土が乾き始めたらたっぷり水やりします。夏は半日陰へ移動し、冬は凍結を避けると外葉収穫を続けやすくなります。

  • 深型プランターで根域と水分を確保する
  • 1株あたり15L前後を目安にする
  • 夏の乾燥と冬の凍結を避ける

トラブル対策

茎が細い

株間不足、日照不足、肥料切れが原因です。1株あたりの土量を増やし、少量追肥を続けます。

茎が硬く筋っぽい

水切れ、収穫遅れ、高温が原因です。表土が乾き始めたら水やりし、30〜40cmで外葉から採ります。

葉が白くかすれる

ハダニの可能性があります。乾燥を避け、葉裏を水で洗い流します。

株元が腐る

過湿や深植えが原因です。受け皿の水を捨て、株元を埋めすぎないようにします。

花芽が伸びる

とう立ちです。茎が硬くなる前に外葉を収穫し、次作へ切り替えます。

セロリの早い、適期、遅い、外葉収穫を比較した収穫目安画像

収穫ガイド

セロリの収穫時期・収穫目安・外葉収穫の見分け方

セロリの収穫時期は、春植えなら6月から7月、秋植えなら11月から12月が中心です。植え付けから60日から90日後、草丈30cmから40cmで外側の葉柄が太く、手で軽く押して締まりがあるころが収穫目安です。株ごと抜かず、外葉を株元から切ると中心の新芽が残り、数回収穫できます。遅れると茎が筋っぽくなり、花芽が伸びるとう立ちや、株元の腐敗が出やすくなります。

春植えは6〜7月、秋植えは11〜12月が収穫時期
草丈30〜40cmで外葉の葉柄が太く締まったころが適期
中心を残して外葉から株元で切る
とう立ちや株元の腐敗が見える前に早めに採る
セロリのアブラムシ、ハダニ、斑点病、軟腐病をまとめた診断画像

病虫害・トラブル

病虫害・トラブル対策

セロリはアブラムシ、ハダニ、斑点病、軟腐病に注意します。アブラムシは新芽や葉裏に集まり、ハダニは高温乾燥で葉が細かく白っぽくかすれます。斑点病は葉に褐色の斑点が増え、軟腐病は株元が水浸し状に腐ります。乾燥と過湿の両方を避け、風通しを確保しながら葉裏と株元を確認します。

アブラムシ

新芽や葉裏に小さな虫が集まる

初期に水で流し、混み合う外葉を整理して風通しを作ります。

ハダニ

葉が細かく白くかすれ、葉裏に虫がいる

乾燥を避け、葉裏へ水をかけて発生初期に洗い流します。

斑点病

葉に褐色の斑点が増える

被害葉を取り、泥はねと過湿を避けます。

軟腐病

株元が水浸し状に腐り、倒れやすくなる

受け皿の水をためず、傷んだ株は早めに取り除きます。

よくある質問

セロリの植え付け時期はいつですか?

平暖地では4月から5月、または9月が目安です。寒冷地は遅霜を避けて5月下旬以降、暖地は春を早められますが真夏の暑さを避けます。

セロリはプランターで育てられますか?

育てられます。深さ25cmから30cm以上、1株あたり15L前後の土量を確保し、水切れさせないことが大切です。

セロリの収穫時期はいつですか?

春植えは6月から7月、秋植えは11月から12月が中心です。植え付けから60日から90日後を目安にします。

セロリの収穫目安は何ですか?

草丈30cmから40cmで、外側の葉柄が太く締まり、香りが強くなったころが収穫目安です。

セロリは外葉だけ収穫できますか?

できます。中心の新芽を残し、外側の太い葉柄を株元から切ると、数回に分けて収穫できます。

セロリを白くやわらかくするには?

収穫2週間から3週間前に株元を厚紙や新聞紙でゆるく包むと軟白できます。蒸れないよう密閉しないことが大切です。

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