葉菜の育て方

ラディッキオを秋冬のプランターで育て、赤く締まった株を収穫する

ラディッキオはトレビス、赤チコリーとも呼ばれるキク科の葉菜です。暑さを避けて秋に育て、株間を広く取り、涼しい時期に結球させると、白い葉脈が入った赤紫の葉をサラダやグリルで楽しめます。

栽培難易度

中級向き

種まき時期

8月下旬〜9月

栽培場所

日なたの大型プランター

収穫目安

球径10〜15cm

プランターで赤紫に結球したラディッキオと切り口を見せた収穫株

ラディッキオの育て方で大切なのは、残暑が強い時期を避けて種をまくこと、苗を徒長させずに育てること、結球期に涼しさと水分を保つことです。平暖地の種まき時期は8月下旬から9月、植え付けは9月下旬から10月が目安です。寒冷地・北海道・東北は7月下旬から8月に早め、暖地・九州・四国南部は9月下旬から10月に遅らせると高温障害を避けやすくなります。収穫目安は球の直径10cmから15cm、手で押して軽く締まり、中心が伸び出す前です。

平暖地は8月下旬〜9月に種まき、9月下旬〜10月に植え付ける
結球には涼しい気温と株間25cm前後の余裕が必要
球径10〜15cmで赤紫が濃く、中心が締まったころが収穫適期
とう立ち、軟腐病、ナメクジを避けるため早まきと過湿に注意する
ラディッキオの秋まき、育苗、定植、株間25cm、涼しく管理、結球と赤い色づき、根元で収穫をまとめた縦長画像

ラディッキオは秋に育苗し、株間を広く取って涼しい時期に結球させ、赤く締まった株を根元で切って収穫します。

栽培ステップ

まずはこの流れで育てる

1

8月下旬〜9月

暑さを避けて秋まきする

ラディッキオの種まき時期は、平暖地では8月下旬から9月が中心です。高温期に早くまくと発芽しても徒長しやすく、結球前に弱ることがあります。育苗箱やポットにまき、薄く覆土して発芽まで乾かさないようにします。

  • 残暑が強い日は半日陰で発芽させる
  • 春まきより秋まきの方が結球しやすい
2

種まき後3〜4週間

本葉4〜5枚まで育苗する

発芽後は日当たりと風通しを確保し、水のやりすぎで徒長させないようにします。本葉4枚から5枚の締まった苗に育て、根鉢が回りすぎる前に植え付けます。苗が細長い場合は深植えで隠すより、涼しい環境で育て直す方が安全です。

  • 徒長苗は結球が乱れやすい
  • 本葉4〜5枚が植え付け目安
3

9月下旬〜10月

大型プランターに定植する

深さ25cm以上の大型プランターに植えます。ラディッキオは外葉を大きく広げてから中心が締まるため、浅い鉢や密植では小さくなりがちです。元肥入り培養土を使い、植え付け後は株元を軽く押さえて水をたっぷり与えます。

  • 深さ25cm以上を選ぶ
  • 植え付け直後は活着まで乾かさない
4

定植時

株間25cm前後を確保する

最終株間は25cm前後が目安です。65cm幅のプランターなら2株程度にすると、外葉が重なりすぎず風通しも確保できます。詰め込みすぎると結球が小さくなり、軟腐病やナメクジ被害も増えます。

  • 65cm幅なら2株程度
  • 外葉が触れ合いすぎない間隔にする
5

生育中

涼しく水切れさせずに管理する

ラディッキオは冷涼な気候で味と色が安定します。表土が乾いたら朝に水やりし、残暑が続く時期は遮光や半日陰で葉焼けを避けます。活着後は2週間に1回を目安に追肥し、外葉が急に黄色くなる肥料切れを防ぎます。

  • 残暑期は遮光で弱りを防ぐ
  • 乾燥と肥料切れで球が小さくなる
6

10月〜12月

結球と赤い色づきを待つ

気温が下がると中心葉が巻き、赤紫色が濃くなります。外葉が大きく、中心が少しずつ締まってくれば順調です。結球しない場合は、高温、株間不足、肥料切れ、苗の老化が原因になりやすいので、次作ではまき時期と株間を見直します。

  • 涼しくなるほど色が出やすい
  • 外葉を無理に縛らない
7

11月〜2月

根元を切って収穫する

球の直径が10cmから15cmになり、手で軽く押して締まりを感じたら収穫します。株元を清潔なはさみやナイフで切り、傷んだ外葉を外します。中心から花茎が伸び始める前、または強い凍結で葉が傷む前に収穫を終えると食味が安定します。

  • 球径10〜15cmが目安
  • とう立ち前に若どりする

月ごとの作業

1月

平暖地は収穫期。強い凍結前に締まった株から順に収穫する。

2月

秋まき株の収穫終盤。中心が伸び始める前に取り切る。

3月

春まきは可能だが、とう立ちが早いため短期収穫前提で育苗する。

4月

春まき苗を植える場合は涼しい場所で管理し、高温期前に若どりする。

5月

気温上昇でとう立ちしやすい。栽培を終え、秋作の容器と土を整理する。

6月

高温期は栽培休止。種、育苗ポット、遮光資材を準備する。

7月

寒冷地は下旬から育苗開始。平暖地は暑すぎるため準備中心にする。

8月

平暖地は下旬から秋まき開始。発芽までは半日陰で乾燥を防ぐ。

9月

種まきと育苗の中心時期。本葉4〜5枚の苗を順に植え付ける。

10月

定植適期。株間25cm前後を確保し、活着後に追肥する。

11月

結球と赤い色づきが進む。水切れ、ナメクジ、軟腐病を確認する。

12月

収穫期。球径10〜15cmで締まった株から根元を切って収穫する。

プランター栽培のコツ

ラディッキオをプランターで育てるなら、深さ25cm以上、幅60cm以上の大型容器に2株程度が扱いやすいです。外葉を広げてから中心が締まるため、株間を詰めないことが結球と病気予防の両方に効きます。残暑期は半日陰や遮光で弱りを防ぎ、結球期は乾かしすぎないよう朝に水やりします。

  • 65cm幅なら2株程度
  • 株間25cm前後で外葉を広げる
  • 残暑期は遮光し、結球期は水切れを避ける

トラブル対策

発芽がそろわない

高温や乾燥が原因です。秋の涼しい時間帯にまき、発芽まで半日陰で表土を湿らせます。

苗が徒長する

日照不足、水のやりすぎ、高温が原因です。発芽後は明るく風通しのよい場所へ移し、水やりを控えめにします。

結球しない

高温、株間不足、肥料切れ、老化苗が主な原因です。秋まきにして株間25cm前後を確保します。

赤く色づかない

気温が高すぎるか、収穫が早い状態です。涼しくなるまで待ち、中心葉の色づきを確認します。

株元が腐る

過湿、密植、傷んだ外葉の放置が原因です。水はけを改善し、傷んだ葉を取り除きます。

ラディッキオの早い葉が開いた株、適期10〜15cm、遅いとう立ち、根元を切る収穫方法を比べる画像

収穫ガイド

ラディッキオの収穫時期・収穫目安・いつまで収穫できるか

ラディッキオの収穫時期は、平暖地の秋まきで11月から2月が目安です。収穫目安は球の直径10cmから15cm、赤紫色が濃く、白い葉脈がはっきりし、手で軽く押すと中心に締まりを感じる状態です。葉が開いたままならまだ早く、中心から花茎が伸びる、葉が硬い、苦味が強い、株元がぬめる株は遅れぎみです。収穫期は週1回ほど球の締まりと株元を確認し、よい株から根元を切って収穫します。強い凍結で葉が傷む前、または春のとう立ちが始まる前までが収穫の限界です。

秋まきの収穫時期は11〜2月が中心
球径10〜15cmで赤紫色が濃く、中心が締まれば適期
中心が伸びるとう立ちは採り遅れのサイン
強い凍結前、または春のとう立ち前に収穫を終える
ラディッキオのアブラムシ、ナメクジ、軟腐病、とう立ちをまとめた診断画像

病虫害・トラブル

病虫害・トラブル対策

ラディッキオはアブラムシ、ナメクジ、軟腐病、とう立ちに注意します。秋冬野菜ですが、残暑期の育苗や過湿のプランターでは被害が出やすくなります。葉が重なる結球期は株元が見えにくいため、週1回は外葉を軽く開いて虫、ぬめり、異臭を確認します。

アブラムシ

新芽や中心葉に小さな虫が集まる

早期に水で流し、混み合う葉を整理して風通しを確保します。

ナメクジ

葉に丸い穴や光る跡が残る

鉢底、縁、外葉の裏を確認し、夜間や雨上がりに捕殺します。

軟腐病

株元がぬめり、茶色く崩れて臭う

過湿と密植を避け、発病株は早めに抜き取って周囲へ広げないようにします。

とう立ち

中心から花茎が伸び、葉が硬く苦くなる

早まきや春の高温を避け、花茎が見えた株は早めに収穫します。

よくある質問

ラディッキオの種まき時期はいつですか?

平暖地では8月下旬から9月が目安です。寒冷地は7月下旬から8月に早め、暖地は9月下旬から10月に遅らせると高温を避けやすくなります。

ラディッキオはプランターで育てられますか?

育てられます。深さ25cm以上、幅60cm以上の大型プランターに2株程度が目安です。株間25cm前後を確保すると結球しやすくなります。

ラディッキオとトレビスは同じ野菜ですか?

日本では赤紫の結球チコリーをラディッキオ、トレビス、赤チコリーなどの名前で扱うことが多いです。品種により丸型、細長型、早生、晩生があります。

ラディッキオの収穫時期はいつですか?

平暖地の秋まきでは11月から2月が中心です。球が締まった株から順に収穫し、強い凍結や春のとう立ち前に取り切ります。

ラディッキオの収穫目安と見分け方は?

球の直径10cmから15cm、赤紫色が濃く、白い葉脈がはっきりし、手で軽く押して中心が締まれば収穫適期です。

ラディッキオはいつまで収穫できますか?

秋まきは強い凍結で葉が傷む前まで、暖かくなる地域では春のとう立ち前までです。中心が伸び始めると葉が硬く苦くなるため早めに収穫します。