品種選択ガイド

カブは「収穫サイズ」と「料理」から品種を選ぶ

小カブを短い株間で採るのか、中〜大カブまで育てるのか、千枚漬向けの大カブを作るのかで、必要な株間と栽培期間が変わります。色、作型、耐病性はその次に照合します。

暑い時期の小カブ

CRもちばな

色とサラダ

あやめ雪

甘い中大カブ

スワン

好みの大きさ

耐病ひかり

千枚漬

早生大蕪・京千舞

直播

最終容器へ直接まく

白い小カブ、紫肩の小カブ、中カブ、大カブを大きさ順に比較する様子

「カブ」という同じ名前でも、直径5cm前後で採る小カブと、1kg以上を目指す大カブは別の計画です。大きい品種を小鉢へ詰めたり、小カブの株間で大カブを作ったりせず、最終サイズ、用途、地域別作型の順で候補を絞ります。

小・中・大の最終サイズを決めてから品種と株間を選ぶ
サラダ、煮物、浅漬、千枚漬では求める肉質が違う
根こぶ病抵抗性は対象病害だけに有効で、連作対策の代わりではない
早生名だけで播種遅れを取り戻さず、地域別作型を優先する
カブの直播、防虫ネット、間引き、小カブから大カブまでの株間を比較する様子

品種名より先に、最終サイズに合う株間と土量を確保します。大カブは小カブより長く畑を使います。

選択ステップ

売り場へ行く前に、この順で条件を決める

1

種を買う前

最初に食べ方と最終サイズを決める

サラダや浅漬を少量ずつ採るなら小カブ、煮物にも使うなら中〜大カブ、薄切りの千枚漬を作るなら大カブが候補です。同じ品種でも収穫サイズを変えられる例はありますが、上限と標準株間は品種ごとに違います。

  • 料理から根の大きさを決める
  • 収穫上限と標準株間を確認
2

夏〜初秋まき

暑い時期は耐暑性と播種可能期を分けて読む

CRもちばなは高温期に力を発揮する小カブですが、酷暑日の乾燥や虫害まで解決する品種ではありません。地域別の播種期内で、朝の水分確認と播種当日の防虫ネットを組み合わせます。

  • 耐暑性=いつでも播ける、ではない
  • 乾燥と虫害対策は別に行う
3

秋〜春まき

色カブは発色条件と用途を見る

あやめ雪は紫色の肩と白い下部を楽しむ小カブです。高温期を外すと色と形を出しやすく、生食や浅漬に向きます。色だけで選ばず、種袋の地域別作型と収穫サイズも確認します。

  • 紫肩と白の二色
  • 真夏を外して発色を狙う
4

収穫サイズ設計

小〜中大を採り分ける品種は株間も変える

スワンと耐病ひかりは小さく採ることも中〜大カブへ育てることもできます。ただし中大カブどりを小カブと同じ密植にしません。スワンは中大カブで20×20cm程度が公式目安です。

  • 小さく採る時と大きく育てる時を分ける
  • 中大カブは20cm前後を入口に確認
5

秋まき・長期栽培

大カブは播種期限、間引き、肥効を揃える

早生大蕪と京千舞は千枚漬に使える大カブ候補です。小カブより株間と栽培期間が必要で、間引き遅れ、後半の肥料切れ、急な乾湿差は肥大や根割れに影響します。遅まきを早生名だけで補いません。

  • 大カブ用の広い株間
  • 水分と肥効を急変させない
6

病害履歴がある畑

病名の付いた品種も対象範囲を確認する

CRもちばなと京千舞は根こぶ病への強さが選択理由になります。耐病ひかりも病気への強さを持ちますが、品種名だけで全病害に強いとは判断しません。対象病害、輪作、排水、土壌pHを別々に確認します。

  • 抵抗性の対象病害を読む
  • 連作・排水対策を省略しない
7

購入直前

購入日に品種名、容量、発送日を再確認する

2026年8月30日に6品種の公式情報と家庭向け流通を確認しました。在庫と包装量は変わります。家庭向け小袋か、播種期限までに届くか、商品名が食用カブではなく栽培用種子かを購入日に照合します。

  • 家庭向け小袋を選ぶ
  • 到着日と播種期限を照合

代表品種を条件で比べる

名前より、育て方と使い方が合う品種を選ぶ

小カブ2例、小〜中大カブ2例、千枚漬向け大カブ2例を比較します。優劣順位ではありません。2026年8月30日にサカタとタキイの公式品種情報、家庭向け通販表示を確認しました。購入時は最新の作型、容量、発送日を再確認してください。

流通確認日:2026年8月30日

CRもちばな

小カブ・耐暑・根こぶ病

向く人:夏〜初秋の適期内に、白い小カブを早めに収穫したい人

確認できる特性

  • 高温期の栽培で力を発揮
  • 根こぶ病に強い
  • 変形・ス入り・根割れが比較的少ない

選ぶ前の注意

  • 耐暑性があっても酷暑の播種を無理に広げない
  • 防虫ネットと水分管理は必要

タキイ公式と家庭向け小袋流通を2026年8月30日に確認。

PR・種/苗の購入候補

CRもちばなの家庭向け小袋。地域の夏〜秋まき作型と内容量を確認します。

価格・在庫・容量・発送時期はリンク先で確認してください。

あやめ雪

色小カブ・早生・サラダ

向く人:紫肩と白い根の色を生かし、サラダや浅漬で食べたい人

確認できる特性

  • 紫と白の二色
  • 早生の小カブ
  • 萎黄病への抵抗性

選ぶ前の注意

  • 高温期は発色と形が乱れやすい
  • 色だけでなく地域作型を確認

サカタ公式と家庭向け小袋流通を2026年8月30日に確認。

PR・種/苗の購入候補

あやめ雪の公式小袋種子。播種期、発色条件、内容量を確認します。

価格・在庫・容量・発送時期はリンク先で確認してください。

スワン

小〜中大カブ・甘味・生食

向く人:小さくも中大カブでも採り、やわらかさと甘みをサラダで楽しみたい人

確認できる特性

  • 小カブから中大カブまで収穫
  • やわらかく甘い肉質
  • ス入りが比較的遅い

選ぶ前の注意

  • 夏まきで無理な早まきをしない
  • 中大カブは20×20cm程度を確保

タキイ公式と6.5ml小袋流通を2026年8月30日に確認。

PR・種/苗の購入候補

スワンの6.5ml小袋。小カブか中大カブかで株間を変えます。

価格・在庫・容量・発送時期はリンク先で確認してください。

耐病ひかり

小〜中大カブ・広作型・作りやすい

向く人:好みの大きさで採り分け、春まきと秋まきの幅を重視する人

確認できる特性

  • 小中〜中大カブで収穫
  • 太りが早く形が揃いやすい
  • ス入り・根割れが比較的少ない

選ぶ前の注意

  • 品種名を全病害への抵抗性と解釈しない
  • 高温期の過剰施肥を避ける

タキイ公式と300粒小袋流通を2026年8月30日に確認。

PR・種/苗の購入候補

耐病ひかりの約300粒小袋。地域作型と狙う収穫サイズを確認します。

価格・在庫・容量・発送時期はリンク先で確認してください。

早生大蕪

大カブ・早太り・千枚漬

向く人:秋まきで大カブを育て、千枚漬やかぶら蒸しに使いたい人

確認できる特性

  • 平暖地で約70日・12cm・1kgが一つの目安
  • 緻密で繊維が少ない肉質
  • ス入りが比較的遅い

選ぶ前の注意

  • 70日は標準条件の目安で保証ではない
  • 遅まき救済や小さな容器には使わない

タキイ公式と3.5ml小袋流通を2026年8月30日に確認。

PR・種/苗の購入候補

早生大蕪の3.5ml小袋。大カブ用の株間と秋まき期限を確認します。

価格・在庫・容量・発送時期はリンク先で確認してください。

京千舞

大カブ・根こぶ病・千枚漬

向く人:根こぶ病履歴も考慮しながら、白く緻密な大カブを千枚漬にしたい人

確認できる特性

  • 根こぶ病に強い大カブ
  • 純白で緻密、繊維が少ない
  • 千枚漬向け

選ぶ前の注意

  • 伝統品種の聖護院カブと同一品種ではない
  • 1〜2kgを越えてむやみに大きくしない

タキイ公式と2.2ml家庭向け小袋流通を2026年8月30日に確認。

PR・種/苗の購入候補

京千舞の2.2ml家庭向け小袋。大カブ用の株間と地域作型を確認します。

価格・在庫・容量・発送時期はリンク先で確認してください。

購入と植え付けの目安

7月〜9月

秋まきは地域別作型、最終サイズ、株間、防虫ネットを同時に決める。

9月〜10月

小カブは段階的に間引き、大カブは播種期限を守って広い株間を確保する。

購入当日

品種名、容量、発送日、地域別作型、抵抗性の対象病害を保存する。

収穫前

根径と用途を確認し、ス入りや根割れの前に適期収穫する。

プランターは小カブ向け。大カブは十分な土量を先に確保する

小カブは深さ20cm以上の容器で育てやすい一方、中大カブや大カブは根の直径だけでなく長い栽培期間と広い株間が必要です。品種名だけで容器適性を決めず、最終サイズに対して十分な深さ、幅、株間を確保できない場合は小カブへ切り替えます。

  • 小カブは深さ20cm以上
  • 中大・大カブはより深く広い容器
  • 最終容器へ直播
  • 排水と安定した水分

選び方で迷った時

早生品種なら遅まきしても間に合いますか?

地域別の最終播種日を優先します。早生名は適期内の相対的な早さで、低温・短日の遅れを帳消しにしません。

小カブ用の株間で大カブまで育てられますか?

できません。狙う大きさに合わせて間引き、中大カブは20cm前後、大カブは種袋の指定株間を確保します。

CRや耐病と書いてあれば連作できますか?

抵抗性には対象と強さがあります。輪作、排水、pH、残渣管理を続け、商品表示の対象病害を確認します。

カブが割れました

乾燥後の急な吸水、取り遅れ、肥料の急効きが候補です。土を極端に乾かさず、適期に収穫します。

小カブのサラダ、中カブの煮物、大カブの薄切り漬物を比較する様子

タイプ比較

小カブ、中大カブ、大カブは収穫サイズと料理が違う

小カブはサラダや浅漬、中大カブは生食と煮物、大カブは薄切りの千枚漬やかぶら蒸しに向きます。画像はサイズと用途の概念比較で、特定品種の外観や収量を保証しません。

小カブ:サラダ・浅漬
中大カブ:生食・煮物
大カブ:千枚漬・かぶら蒸し

根拠と安全確認

参考資料

よくある質問

家庭菜園で育てやすいカブ品種はどれですか?

全国共通の一番はありません。地域の播種期に合い、確保できる株間と土量で狙うサイズまで育てられる品種が候補です。

小カブと大カブは同じ育て方ですか?

直播と間引きは共通しますが、最終株間、栽培期間、肥効と収穫サイズが違います。大カブを小カブの密植で育てません。

春まき向けのカブはありますか?

あります。耐病ひかり、スワン、あやめ雪などに春まき作型がありますが、地域ごとの播種期間を種袋で確認します。

聖護院カブと京千舞は同じですか?

同一品種ではありません。聖護院カブは伝統的な大カブ、京千舞は根こぶ病への強さを持つ現代の大カブ品種で、どちらも千枚漬用途に関係します。

プランターではどの品種が向きますか?

まず小カブタイプが現実的です。深さ20cm以上を入口に、最終容器へ直播し、品種指定の株間まで間引きます。

紫色のカブは皮をむきますか?

あやめ雪は紫肩と白い根の色を生かして薄切りや浅漬にできます。外皮の状態を見て、必要な部分だけ薄く整えます。