種まき前日
種を一晩水に浸す
シカクマメの種は硬く、乾いたままだと発芽がそろいにくいことがあります。種まき前日に水に浸し、ふくらみ始めたものを選んでまきます。長く浸しすぎると傷みやすいので、一晩を目安にします。
- ・硬い種皮を吸水させる
- ・傷んだ種はまかない
豆類の育て方
シカクマメは四角豆、うりずん豆とも呼ばれる高温好きのつる性豆類です。家庭菜園では暖かくなってから種をまき、ネットに誘引し、夏から秋に10cmから15cmの若いさやをこまめに収穫します。
栽培難易度
中級向け
種まき時期
5〜6月
栽培場所
日なたのネット栽培
収穫目安
若いさや10〜15cm
シカクマメの種まき時期は、平暖地では5月から6月が目安です。発芽には高い温度が必要なので、寒冷地・北海道・東北では遅霜後に十分暖かくなってからまき、暖地・九州・四国南部では4月下旬から始められます。収穫時期は8月から10月が中心で、収穫目安はさやの長さ10cmから15cm、緑色が鮮やかで筋が硬くなる前です。取り遅れるとさやが太く硬くなり、株の花付きも落ちるため、最盛期は2日から3日に1回確認します。
栽培ステップ
種まき前日
シカクマメの種は硬く、乾いたままだと発芽がそろいにくいことがあります。種まき前日に水に浸し、ふくらみ始めたものを選んでまきます。長く浸しすぎると傷みやすいので、一晩を目安にします。
5〜6月
発芽適温が高いため、地温が十分上がってからまきます。9cmポットに2粒から3粒まき、1cmから2cmほど覆土します。発芽までは乾かしすぎず、夜温が低い時期は室内や簡易保温で温度を確保します。
発芽後〜植え付け前
発芽後は日当たりのよい場所で育て、本葉2枚から3枚で丈夫な苗を残します。つるが伸び始める前に植え付けると扱いやすく、根鉢を崩しすぎずに済みます。
5月下旬〜7月上旬
日なたで風通しのよい場所に植えます。プランター栽培なら深さ30cm前後の大型容器に2株程度までとし、地植えは株間40cmから50cmを取ります。植え付けと同時に高さ1.8m前後のネットを張ると、つるを傷めず誘引できます。
植え付け後〜生育期
つるが伸び始めたら、先端をネットへ軽く絡ませます。強く縛ると茎が傷むため、倒れそうな部分だけやわらかいひもで支えます。混み合った下葉は少し整理し、株元の風通しを保ちます。
7〜9月
淡い青紫色の花が咲くころから、さやが付き始めます。乾燥が続くと花落ちや曲がったさやが増えるため、朝にたっぷり水を与えます。葉色が薄い、収穫が続く場合は2週間から3週間に1回、少量の追肥をします。
8〜10月
収穫目安は、さやが10cmから15cmほどで、緑色が鮮やか、手で触るとまだ柔らかい状態です。5cm以下は早く、20cm近くまで太ったものや、縁の筋が硬いものは遅れぎみです。
収穫最盛期
最盛期はさやの肥大が早いため、2日から3日に1回は株を見回ります。ハサミで軸を切り、つるを引っ張らないように収穫します。若いさやを取り続けると、新しい花とさやが付きやすくなります。
1月
栽培計画。日なたでネットを張れる場所、大型プランター、シカクマメの種を確認する。
2月
資材準備。支柱、園芸ネット、培養土、鉢底石を用意する。
3月
まだ早まきしない。暖地でも夜温が低い時期は発芽しにくいため、種は保管する。
4月
暖地は下旬から種まき準備。平暖地はポットと保温場所を準備する。
5月
平暖地の種まき開始。種を一晩浸し、暖かい場所で発芽させる。
6月
植え付け適期。ネットを張り、つるが伸び始めたら早めに誘引する。
7月
つるを伸ばして開花を待つ。乾燥、ハダニ、アブラムシを確認する。
8月
収穫開始。10〜15cmの若いさやを2〜3日に1回確認する。
9月
収穫最盛期。水切れと肥料切れを避け、取り遅れたさやを外す。
10月
収穫終盤。気温低下で花付きが落ちる前に若いさやを収穫する。
11月
片付け。寒さで生育が止まったらつるを外し、ネットを洗って乾かす。
12月
翌年準備。栽培場所を変える場合は連作を避け、豆類跡地を整理する。
シカクマメをプランターで育てるなら、深さ30cm前後、幅60cm以上の大型容器を使い、2株程度までにします。つるは勢いよく伸びるため、ベランダでは手すりだけに絡ませず、独立した支柱とネットで管理します。夏は鉢土が乾きやすいので、朝の水やりを基本にし、強風でネットごと倒れないよう固定します。
発芽しない
低温、乾燥、種の吸水不足が原因になりやすいです。地温が上がってから一晩吸水し、暖かい場所でまきます。
つるばかり伸びて花が少ない
日照不足や肥料過多が考えられます。日なたで育て、窒素肥料を控えめにします。
さやが硬い
収穫遅れです。10〜15cmの若いさやを2〜3日に1回確認し、硬いさやは早めに外します。
花や小さなさやが落ちる
水切れ、高温乾燥、肥料切れが原因になります。開花期は朝にたっぷり水を与え、少量追肥します。
収穫ガイド
シカクマメの収穫時期は、平暖地では8月から10月が中心です。収穫目安は、さやの長さ10cmから15cm、緑色が鮮やかで、縁の四角い翼がまだ柔らかい状態です。5cm以下は早く、20cm近くまで太る、表面の色がくすむ、縁の筋が硬くなる、さやがでこぼこして種が目立つ状態は遅れぎみです。最盛期は2日から3日に1回確認し、ハサミで軸を切って収穫します。気温が下がって花が咲かなくなるまで収穫できますが、寒冷地は秋が短く、暖地では10月以降も株が元気なら若いさやを続けて取れます。
病虫害・トラブル
シカクマメは高温期に育つため、アブラムシ、ハダニ、うどんこ病、根腐れに注意します。葉裏、つる先、株元を週1回確認し、特に乾燥が続く時期はハダニ、梅雨や台風後は過湿による根傷みを見ます。ネット栽培では葉が重なりやすいので、込み合う葉を少し整理して風通しを保ちます。
つる先や若い葉に小さな虫が群れる
発生初期に水で流し、混み合う先端を整理します。
葉が白くかすれ、葉裏に細かい糸が見える
葉裏へ水をかけ、乾燥しすぎないよう朝に水やりします。
葉に白い粉状の斑が広がる
被害葉を取り、風通しをよくして葉を濡れたままにしません。
株元が黒く湿り、つる全体が急にしおれる
受け皿の水を捨て、水はけを改善し、傷んだ株は早めに整理します。
平暖地では5月から6月が目安です。発芽に高い温度が必要なので、寒冷地は遅霜後に遅らせ、暖地は4月下旬から始められます。
育てられます。深さ30cm前後、幅60cm以上の大型プランターに2株程度までとし、植え付け時に支柱とネットを用意します。
平暖地では8月から10月が中心です。気温が高く株が元気な間は花と若いさやが続きます。
さやの長さ10cmから15cm、緑色が鮮やかで、縁の翼が柔らかい状態が目安です。20cm近くまで太り、筋が硬くなる前に収穫します。
気温が下がって花が咲かなくなるまで収穫できます。平暖地では10月ごろまで、暖地では株が元気ならさらに続くことがあります。
同じ作物として扱われます。地域や商品名で四角豆、シカクマメ、うりずん豆、ウイングビーンなどの呼び名があります。
モロッコいんげんの種まき時期は、平暖地では4月下旬から7月上旬が目安です。寒冷地・北海道・東北は5月下旬から6月、暖地・九州・四国南部は4月中旬から始められますが、真夏の高温期は落花や水切れに注意します。プランター栽培では深さ25cm前後、土量20L以上を用意し、早めにネットを立てます。収穫目安は莢が15cmから20cm、表面がなめらかで種のふくらみが出る前です。
いんげんの種まき時期は、平暖地では4月下旬から7月上旬が目安です。寒冷地・北海道・東北では5月下旬から6月、暖地・九州・四国南部では4月中旬から始められますが、真夏の高温期は落花しやすいため時期をずらします。プランターでは省スペースならつるなし、長く収穫したいならつるありを選び、開花後は水切れとカメムシを重点的に見ます。収穫目安は莢が12cmから15cm前後で細く、種のふくらみが出る前です。
ゴーヤの種まき時期は、平暖地では4月、苗の植え付けは5月中旬から下旬が目安です。発芽と初期生育に温度が必要なので、初心者は苗から始めると安定します。収穫時期は7月から9月、収穫目安は一般的なあばしゴーヤで長さ18cmから22cm、濃い緑色でいぼがはっきりした状態です。寒冷地は植え付けを2週間から4週間遅らせ、暖地は早く始められる一方で台風と高温乾燥に注意します。