剪定ガイド

ローズマリーは緑の葉が残る位置で軽く切り、木質化した枝だけにしない

ローズマリーは古い木質部だけを強く切ると芽が戻りにくいハーブです。梅雨前と秋の生育期に、葉がある枝先を少しずつ整えると、蒸れと木質化を抑えながら香りのよい枝を収穫できます。

作業時期

4〜6月・9〜10月

切る位置

葉が残る上

目的

蒸れ・木質化防止

道具

清潔な剪定鋏

注意

木質部の深切り禁止

鉢植えローズマリーの緑の枝を剪定ばさみで整えている様子

ローズマリーの剪定は、春から初夏、秋の涼しい時期に行います。切る位置は緑の葉が残る枝先が基本で、茶色く木質化した枝だけを深く切るのは避けます。混み合う内側、下向きの枝、枯れ枝を取り、株元の風通しを確保します。

剪定適期は4〜6月と9〜10月の生育期
緑の葉が残る位置で切り、木質部だけにしない
梅雨前は内側の混み枝を抜いて蒸れを防ぐ
真夏・真冬の強剪定は避け、軽い収穫にする
ローズマリーの剪定位置、混み枝、切り戻し後の形を示した手順画像

緑の葉を残しながら枝先を整え、内側を透かすと枯れ込みを防ぎやすくなります。

作業ステップ

この順で作業すると失敗しにくい

1

剪定前

株全体の混み具合を見る

上からだけでなく横と株元も見て、内側が暗く蒸れていないか確認します。葉が密集し、下葉が枯れ始めている株は、梅雨前に軽く透かします。

  • 株元まで光が入るか見る
  • 枯れ枝と下向き枝を探す
2

作業開始

枯れ枝と交差枝を先に取る

茶色く乾いた枯れ枝、内側で交差する枝、土に触れる枝を根元近くから切ります。病気ではなくても、残すと風通しが悪くなります。

  • 枯れ枝を残さない
  • 内側のこすれる枝を減らす
3

切り戻し

緑の葉が残る位置で切る

枝先を短くする時は、切った下に緑の葉が残る位置で止めます。古い木質部だけにすると芽が出にくく、枝先から枯れ込むことがあります。

  • 葉のない木質部まで戻さない
  • 一度に半分以上切らない
4

5〜6月

梅雨前は内側を透かす

湿度が上がる前に、内向き枝を少し抜いて風の通り道を作ります。暖地では梅雨入り前を優先し、寒冷地は遅霜が抜けてから行います。

  • 外側を刈り込むだけにしない
  • 中心に空間を作る
5

剪定後

切った枝を収穫として使う

若い枝先は料理や乾燥保存に使えます。切り口が濡れ続けると傷みやすいため、雨前や夕方の強剪定は避け、作業後は過湿にしません。

  • 若枝を収穫に回す
  • 雨前の深切りを避ける

作業時期の目安

4月

寒さが抜けたら枯れ枝を取り、伸びすぎた枝先を軽く整える。

5〜6月

梅雨前に内側の混み枝を透かし、蒸れと下葉枯れを防ぐ。

7〜8月

真夏は強剪定せず、使う枝先を少量収穫する程度にする。

9〜10月

秋の生育期に形を整え、冬前に株内を軽くする。

11〜2月

真冬の深い切り戻しは避け、折れ枝や枯れ枝だけ取る。

鉢植えローズマリーの剪定判断

鉢植えは根詰まりと過湿で下葉が落ちやすくなります。剪定だけで回復しない株は、枝を軽く整えたうえで根詰まりや排水を確認します。

  • 鉢内の過湿を避ける
  • 根詰まり株は強く切りすぎない
  • 株元に風を通す

作業中のトラブル対策

ローズマリーはどこを切ればいいですか?

切った下に緑の葉が残る位置です。葉のない木質部まで戻すと芽が出にくくなります。

木質化した枝は切ってもよいですか?

枯れ枝なら切りますが、生きた木質枝を深く切るのは避けます。まず緑枝を残して軽く整えます。

剪定後に枯れ込みました

強く切りすぎた、雨前に切った、過湿になった可能性があります。切る量を減らし乾きやすく管理します。

鉢植えの下葉が落ちます

蒸れ、根詰まり、過湿が多いです。混み枝を透かし、鉢底と根詰まりを確認します。

ローズマリーの若い緑枝、木質化した枝、切る位置を比較した画像

判断ポイント

剪定枝を収穫に使う目安

料理に使う枝は、先端10〜15cmほどの若い緑枝が扱いやすいです。硬い木質枝は香りが弱く、切り戻しでも芽が戻りにくいため、収穫は緑の枝先を中心にします。

若い緑枝を使う
葉が残る位置で切る
木質枝だけにしない
雨前に深切りしない
ローズマリーの蒸れ、木質化、枯れ込み、過湿サインを比較した画像

失敗回避

剪定前後の失敗回避

ローズマリーは過湿、蒸れ、木質部の深切り、真夏の強剪定で弱りやすいです。切る量と時期を控えめにします。

木質部の深切り

葉のない枝だけが残る

緑葉のある枝を残し、次回から少しずつ整える。

蒸れ

株元の葉が黒く枯れる

内側の混み枝を抜き、鉢を風通しのよい場所へ移す。

過湿

葉先が黒ずみ、土が乾かない

水やりを控え、排水と受け皿の水を確認する。

真夏の切りすぎ

切り口から枝が乾く

夏は軽い収穫に止め、秋に形を整える。

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よくある質問

ローズマリーの剪定時期はいつですか?

4〜6月と9〜10月が基本です。真夏と真冬の強剪定は避けます。

ローズマリーは木質化したところまで切れますか?

葉のない木質部まで強く切ると芽が戻りにくいです。緑の葉が残る位置で切ります。

梅雨前に剪定したほうがいいですか?

混み合っている株は梅雨前に内側を透かすと蒸れを防げます。外側を刈り込むだけにしないのが大切です。

剪定したローズマリーは使えますか?

若い緑枝は料理や乾燥保存に使えます。硬い木質枝は収穫向きではありません。