野菜の育て方

リーキを春に育苗し、土寄せで白い軸を太らせて冬に収穫する

リーキはポロネギや西洋ねぎとも呼ばれる太い軸を食べるねぎ類です。生育期間は長めですが、苗をしっかり育ててから植え付け、数回の土寄せで白い部分を伸ばすと、家庭菜園でも甘みのある太い軸に仕上げられます。

栽培難易度

中級向け

種まき時期

2月〜4月

栽培場所

日なたの深型プランター・畑

収穫目安

白い軸2〜3cm・20〜30cm

ベランダ菜園のプランターで育つリーキと収穫した白い軸の太いポロネギ

リーキの種まき時期は、平暖地で2月から4月が中心です。細い苗の期間が長いため、セルトレーや育苗箱で本葉3枚から4枚まで育て、5月から6月に深めの溝へ植え付けます。収穫時期は秋から冬で、白い軸が直径2cmから3cm、長さ20cmから30cmほどになったころが収穫目安です。

種まき時期は2月から4月。寒い時期は室内や簡易温室で発芽温度を確保する
本葉3枚から4枚のしっかりした苗を、株間15cmから20cmで植え付ける
生育中に2回から3回土寄せし、白くやわらかい軸を伸ばす
収穫時期は10月から2月。軸の太さと白い部分の長さを見て採る
リーキの種まき、育苗、植え付け、土寄せ、追肥、白い軸を太らせる管理、収穫までの流れ

リーキは育苗期間を長めに取り、植え付け後の土寄せで白い軸を作ってから収穫します。

栽培ステップ

まずはこの流れで育てる

1

2月から4月

春先に種をまく

リーキの種まき時期は、平暖地で2月から4月です。発芽適温はやや涼しい時期ですが、2月まきでは低温で発芽が遅れやすいため、室内の明るい窓辺や簡易温室で保温します。セルトレーや育苗箱に浅くまき、発芽までは表面を乾かさないようにします。

  • 低温期は保温して発芽をそろえる
  • 覆土は薄く、乾燥させない
2

発芽後1か月から2か月

細い苗をじっくり育てる

リーキは苗の生育がゆっくりです。本葉が増えるまで日当たりと風通しを確保し、混み合った苗は間引きます。葉が倒れやすい場合は軽く土を足し、根を傷めないように水やりします。

  • 徒長苗は日照不足を疑う
  • 本葉3枚から4枚まで育てる
3

5月から6月

深めの溝に植え付ける

本葉3枚から4枚、鉛筆より細い程度の苗になったら植え付けます。畑では深さ10cm前後の浅い溝を作り、株間15cmから20cmで植えます。プランターでは深さ30cm以上の容器を使い、後から土を足せる余白を残します。

  • 株間15cmから20cmを確保する
  • 深型容器で土寄せの余地を残す
4

植え付け2週間後から

根付いたら土寄せを始める

リーキの白い軸は、光を当てない部分を土で覆うことで伸びます。植え付け後に根付いたら、株元へ少しずつ土を寄せます。一度に深く埋めると生育点が傷みやすいため、葉の分かれ目を埋めない範囲で回数を分けます。

  • 一度に深く埋めすぎない
  • 葉の分かれ目は土で覆わない
5

6月から10月

追肥と水やりで太らせる

土寄せのタイミングに合わせて少量の追肥を行います。肥料切れでは軸が太りにくく、水切れが続くと葉先が枯れます。梅雨明けから夏は乾きすぎに注意し、過湿で株元が蒸れないよう水はけも確認します。

  • 土寄せと追肥をセットで行う
  • 夏は水切れと過湿の両方に注意する
6

秋まで

白い軸を20cm以上に伸ばす

生育に合わせて2回から3回土寄せし、白い軸を長くします。目標は白い部分が20cmから30cmほどになることです。株元が細いままなら収穫を急がず、葉色と太さを見ながら秋まで育てます。

  • 土寄せは2回から3回に分ける
  • 白い部分20cm以上を目標にする
7

10月から2月

株元を掘って収穫する

リーキの収穫時期は10月から2月が中心です。白い軸が直径2cmから3cmになり、手で触ってしっかり太った株から収穫します。根が張るため、株元をスコップでゆるめてから折らないように引き抜きます。

  • 白い軸2cmから3cmが目安
  • 株元を掘ってから引き抜く

月ごとの作業

1月

栽培計画を立て、リーキの種、育苗トレー、深型プランター、土寄せ用の培養土を用意する。

2月

平暖地は保温して種まき開始。低温では発芽が遅いので室内や簡易温室で管理する。

3月

種まき適期。発芽後は日当たりを確保し、混み合った苗を間引く。

4月

育苗を続ける。寒冷地は4月から種まきし、徒長しないよう明るい場所で育てる。

5月

本葉3枚から4枚の苗を植え付ける。株間15cmから20cmを取り、土を足せる余白を残す。

6月

根付いた株から1回目の土寄せ。追肥を少量与え、梅雨の過湿に注意する。

7月

水切れを防ぎながら葉を伸ばす。株元の蒸れ、軟腐病、アザミウマを確認する。

8月

高温期は乾燥と病害虫に注意。無理な深い土寄せは避け、株を弱らせない。

9月

2回目から3回目の土寄せで白い軸を伸ばす。肥料切れなら控えめに追肥する。

10月

早い株の収穫開始。白い軸の太さが2cm以上あるか確認する。

11月

収穫本番。太った株から順に掘り上げ、残す株は倒伏や過湿を防ぐ。

12月

冬どりを続ける。強い寒波で葉が傷む前に大きな株を優先して収穫する。

プランター栽培のコツ

リーキはプランターでも育てられますが、普通の浅い容器では白い軸を長くしにくいです。深さ30cm以上の深型プランターを使い、植え付け時に土を少なめに入れておくと、あとから土を足して土寄せできます。幅60cmなら2株から3株程度にし、株間を詰めすぎないほうが軸が太りやすくなります。

  • 深さ30cm以上の容器を使う
  • 土を足せる余白を残して植える
  • 幅60cmなら2株から3株を目安にする

トラブル対策

発芽が遅い

低温と乾燥が原因になりやすいです。2月まきは保温し、発芽まで土の表面を乾かさないようにします。

苗が細く倒れる

日照不足、密まき、水のやりすぎを確認します。明るい場所で育て、混み合う苗を間引きます。

白い部分が短い

土寄せ不足です。植え付け時に土を足せる余白を残し、生育に合わせて2回から3回土寄せします。

軸が太らない

株間不足、肥料切れ、水切れが考えられます。株間15cmから20cmを確保し、追肥と水やりを見直します。

株元が腐る

過湿、深すぎる土寄せ、傷みが原因です。水はけを改善し、葉の分かれ目を埋めないようにします。

リーキの早い細い軸、食べごろの白い軸2〜3cm、遅い硬い株、株元を掘る収穫方法を比べる画像

収穫ガイド

リーキの収穫時期・収穫目安・いつまで収穫できるか

リーキの収穫時期は、平暖地で10月から2月が目安です。収穫目安は白い軸が直径2cmから3cmになり、土寄せした白い部分が20cmから30cmほど確保できた状態です。まだ軸が細い株は香りが軽く食べられますが、太さと甘みは出にくいです。収穫が遅れて花茎が伸び始めたり、外葉が黄変して軸が硬くなったりすると食味が落ちます。収穫期は週1回ほど太さを確認し、太った株から株元をスコップでゆるめて掘り上げます。いつまで収穫できるかは寒さと品種次第で、秋冬どり品種は寒さに当てながら冬まで置けますが、強い凍結や春のとう立ち前に採り切ります。

白い軸の直径2cmから3cmが収穫目安
白い部分20cmから30cmを確保してから採る
強い凍結や春のとう立ち前に収穫する
リーキのネギアザミウマ、さび病、軟腐病、ネギハモグリバエをまとめた診断画像

病虫害・トラブル

リーキの害虫・病気対策

リーキはネギアザミウマ、さび病、軟腐病、ネギハモグリバエに注意します。葉に白い筋や線状の食害が増えると光合成が落ち、軸が太りにくくなります。高温多湿で株元が傷むと軟腐病が出やすいため、密植を避け、土寄せ後も排水と風通しを確認します。

ネギアザミウマ

葉に白いかすれた筋が入り、葉色がくすむ

乾燥で増えやすいので水切れを避けます。被害葉を早めに取り除き、防虫ネットも検討します。

さび病

葉に赤褐色から橙色の小さな斑点が出る

過湿と密植を避け、発生葉は広がる前に取り除きます。水やりは株元へ行います。

軟腐病

株元が水っぽく腐り、悪臭が出ることがある

水はけを改善し、傷んだ株は早めに抜き取ります。土寄せで株元を埋めすぎないようにします。

ネギハモグリバエ

葉に白い線状の食害跡が走る

被害葉を取り除き、幼虫が残らないよう処分します。発生期は防虫ネットで飛来を減らします。

よくある質問

リーキの種まき時期はいつですか?

平暖地では2月から4月が種まき時期の目安です。寒冷地は3月から4月、暖地は早めに始められますが、低温期は保温して発芽をそろえます。

リーキはプランターでも育てられますか?

育てられます。深さ30cm以上の深型プランターを使い、土寄せのために土を足せる余白を残します。幅60cmなら2株から3株程度が管理しやすいです。

リーキの土寄せはいつしますか?

植え付け後に根付いてから始め、生育に合わせて2回から3回行います。一度に深く埋めず、葉の分かれ目を土で覆わないことが大切です。

リーキの収穫時期はいつですか?

平暖地では10月から2月が収穫時期の目安です。春に種をまき、初夏に植え付け、秋から冬に太った株を順に収穫します。

リーキの収穫目安と見分け方は?

白い軸が直径2cmから3cm、白い部分が20cmから30cmほどになったころが収穫目安です。細い株はもう少し育て、外葉の黄変や花茎が出る前に採ります。

リーキはいつまで収穫できますか?

秋冬どり品種は冬まで収穫できますが、強い凍結で株が傷む前、または春にとう立ちする前に採り切ります。収穫期は週1回ほど太さを確認します。