野菜の育て方

ピーマンをプランターで長く収穫する

ピーマンは日当たりと肥料切れ対策を押さえると、初夏から秋まで収穫が続く家庭菜園向きの果菜です。5月に苗を植え、支柱で株を支え、6cm前後の若い実をこまめに採ります。

栽培難易度

中級手前

おすすめ時期

植え付け5月・収穫6月から10月

栽培場所

日当たりのよいベランダ

収穫目安

実の長さ6cmから7cm

ベランダの深型プランターで実った緑色のピーマン

ピーマンは苗から始めると失敗しにくく、プランターでも育てられます。種まき時期は2月下旬から3月、植え付け時期は遅霜が過ぎた5月が中心です。収穫時期は6月から10月で、実が6cmから7cmになり、つやと張りがあるうちに早めに収穫します。

ピーマンの種まき時期は2月下旬から3月、初心者は5月の苗植えが扱いやすい
ピーマンの植え付け時期・植える時期は最低気温15度以上になる5月が目安
収穫目安は実の長さ6cmから7cm、濃い緑色で表面につやがある状態
こまめに収穫して追肥を続けると、暖地では10月ごろまで収穫しやすい
ピーマンの種まきから植え付け、支柱立て、追肥、収穫までの流れをまとめた縦長画像

育苗、植え付け、支柱、追肥、収穫までの流れを一枚で確認できます。

栽培ステップ

まずはこの流れで育てる

1

2月下旬から3月

ピーマンの種まき時期を決める

ピーマンは発芽と育苗に高めの温度が必要です。家庭では保温が難しいため、種から育てる場合は室内や育苗器で管理し、初心者は5月に元気な苗を買う方法が安定します。

  • 発芽適温は25度から30度前後
  • 3月の種まきは夜間の冷え込み対策が必要
2

種まき後40日から60日

本葉が増えるまで育苗する

本葉が7枚から8枚ほどになり、茎がしっかりした苗を植え付けに使います。徒長した苗や葉色が薄い苗は、植え付け後の回復に時間がかかります。

  • 日中はよく日に当てる
  • 水を与えすぎず、根を締まった状態で育てる
3

5月上旬から5月下旬

ピーマンの植え付け時期に深型プランターへ植える

ピーマンの植え付け時期・植える時期は、遅霜の心配がなく最低気温が15度以上になってからです。深さ30cm以上のプランターに1株から2株を目安に植えます。

  • 株間は30cm以上空ける
  • 植え付け後すぐに仮支柱を立てる
4

植え付け直後から生育初期

支柱を立てて枝を支える

ピーマンは実が増えると枝が折れやすくなります。主枝に支柱を添え、枝が広がってきたら追加の支柱やひもで軽く支えます。

  • 茎をきつく結ばない
  • 風が強いベランダでは早めに固定する
5

最初の実が小さいうち

一番果を若いうちに取る

最初についた実を大きくしすぎると株が疲れやすくなります。一番果は小さめのうちに摘み取り、株づくりを優先します。

  • 一番果は長さ3cmから4cmで取る
  • 花が多すぎる時は弱い枝を整理する
6

収穫開始後は2週間に1回

追肥と水やりを切らさない

ピーマンは長く実をつけるため、肥料切れと水切れで実が小さくなりやすいです。収穫が始まったら2週間に1回を目安に追肥し、真夏は朝にしっかり水を与えます。

  • 葉色が薄い時は肥料切れを疑う
  • 乾燥が続くと落花や尻腐れが出やすい
7

6月から10月

ピーマンの収穫時期を見分ける

ピーマンの収穫目安は、実の長さが6cmから7cmになり、濃い緑色で表面につやがある状態です。大きくしすぎると株が疲れ、実の皮が硬くなります。

  • 2日から3日に1回は実の大きさを確認する
  • ハサミで軸を切って枝を傷めない

月ごとの作業

2月

下旬から保温して種まき可能。家庭では温度管理が難しいため無理をしない。

3月

ピーマン 種まき 3月は保温育苗が前提。苗を買う場合は売り場の入荷時期を確認する。

4月

苗選びとプランター準備。夜が冷える地域では植え付けを急がない。

5月

ピーマン 植え付け時期の中心。深型プランターへ植え、支柱を立てる。

6月

一番果を早めに取り、収穫開始後は追肥を始める。

7月

水切れに注意し、2日から3日に1回は収穫目安の実を確認する。

8月

高温乾燥で落花しやすい時期。朝の水やりとハダニ確認を続ける。

9月

秋の実を収穫。枝が混みすぎたら軽く整理して風通しを保つ。

10月

気温が下がるまで収穫。実が小さくなったら片付け時期を判断する。

プランター栽培のコツ

ピーマンは根をしっかり張らせると収穫が安定します。深さ30cm以上、容量20L以上を目安にし、1株なら管理しやすく、2株植える場合は大型プランターを使います。

  • 深さ30cm以上の容器を使う
  • 1株あたり20L前後の土を確保する
  • 支柱と追肥を収穫期間中も続ける

トラブル対策

花が落ちる

低温、高温、乾燥、肥料切れが原因になりやすいです。5月以降に植え、水切れと肥料切れを避けます。

実が小さい

株疲れや肥料切れが多いです。収穫遅れの大きな実を取り、2週間に1回の追肥を続けます。

葉が黄色い

水切れ、根詰まり、肥料不足を確認します。鉢底から水が流れるまで与え、葉色が薄い時は追肥します。

実に穴がある

オオタバコガなどの食害が疑われます。穴のある実を処分し、若い実とつぼみを見回ります。

ピーマンの未熟、収穫適期、収穫遅れを比較した収穫目安画像

収穫ガイド

ピーマンの収穫時期・収穫目安・いつまで収穫

ピーマンの収穫時期は6月から10月が目安です。収穫目安は実の長さ6cmから7cm、濃い緑色、表面のつやと張りです。実を大きくしすぎると皮が硬くなり、株も疲れます。収穫は2日から3日に1回確認し、最低気温が下がって花や実の太りが止まるまでは続けられます。

実の長さ6cmから7cmで収穫する
濃い緑色で表面につやと張りがある実を選ぶ
黄色み、しわ、硬さが出る前に採る
2日から3日に1回確認し、秋は気温低下で実が太らなくなるまで収穫する
ピーマンのアブラムシ、ハダニ、オオタバコガ、尻腐れの症状をまとめた画像

病虫害・トラブル

病虫害・トラブル対策

ピーマンは新芽にアブラムシ、乾燥時にハダニ、実に穴を開けるオオタバコガが出やすいです。水切れや肥料バランスの乱れでは尻腐れや落花も起こります。

アブラムシ

新芽やつぼみに小さな虫が集まり、葉が縮れる

発生初期に水で流し、葉裏と新芽をこまめに確認します。

ハダニ

葉に細かな白い点が出て、乾燥時に広がる

葉裏に霧吹きで湿度を補い、被害葉は早めに取り除きます。

オオタバコガ

実に穴が開き、中に幼虫や食害あとがある

穴のある実は取り除き、つぼみや若い実を定期的に見回ります。

尻腐れ

実の先端が黒くへこむ

水分変化を小さくし、乾燥させすぎない管理に戻します。

よくある質問

ピーマンの種まき時期はいつですか?

ピーマンの種まき時期は2月下旬から3月が目安です。発芽に25度から30度前後が必要なので、家庭菜園では保温できない場合は苗から始めると安定します。

ピーマンの植え付け時期・植える時期はいつですか?

ピーマンの植え付け時期は5月上旬から5月下旬が中心です。遅霜が過ぎ、最低気温が15度以上になってから植えます。

ピーマンの収穫時期はいつですか?

ピーマンの収穫時期は6月から10月が目安です。5月に苗を植えると、早い株では6月下旬ごろから収穫できます。

ピーマンの収穫目安は何ですか?

実の長さが6cmから7cmになり、濃い緑色で表面につやと張りがあれば収穫目安です。若いうちに採るほど株が疲れにくくなります。

ピーマンはいつまで収穫できますか?

暖かい地域では10月ごろまで収穫できます。気温が下がって花が咲かない、実が太らない、葉色が悪い状態になったら片付け時期です。

ピーマンはプランターでも育ちますか?

育ちます。深さ30cm以上、容量20L前後のプランターに1株を目安に植え、支柱、水やり、追肥を続けると収穫しやすいです。