野菜の育て方

なすをプランターで長く収穫する

なすは苗から始めると育てやすい夏野菜です。暖かくなってから深型プランターに植え、支柱と3本仕立てで株を整え、実のつやが落ちる前に若どりすると、秋まで収穫を続けやすくなります。

栽培難易度

中級向け

植え付け時期

5月から6月

栽培場所

日当たりのよいベランダ

収穫目安

10cmから15cmでつやが強い実

ベランダの深型プランターで紫の実をつけるなす

なすの植え付け時期は5月から6月、収穫時期は6月下旬から10月ごろです。プランターでは深さ30cm前後の容器を使い、水切れと肥料切れを防ぎます。収穫目安は中長なすで長さ10cmから15cm、表面に強いつやがあり、へたが新鮮なうちです。

なすの苗の植え付け時期は5月から6月。寒さが残る時期は急がない
深さ30cm前後のプランターで、1株を大きく育てると管理しやすい
収穫時期は6月下旬から10月。最盛期は2日から3日に1回確認する
収穫が遅れると皮が硬くなり、つやが落ち、種が目立ちやすい
なすの植え付けから支柱、3本仕立て、追肥、収穫、更新剪定までの流れ

苗選び、植え付け、支柱、3本仕立て、追肥、収穫、更新剪定までを一枚で確認できます。

栽培ステップ

まずはこの流れで育てる

1

5月から6月

なすの植え付け時期を待つ

なすは低温に弱いため、苗の植え付け時期は遅霜の心配がなくなり、最低気温が安定してからです。4月に苗を買った場合も、寒い夜はすぐ屋外に出さず、暖かい場所で管理します。

  • 本葉が6枚から8枚で節間が詰まった苗を選ぶ
  • 一番花が見えるころの苗は植え付けやすい
2

植え付け当日

深型プランターに1株植える

プランター栽培では深さ30cm前後、容量20L以上を目安にします。根鉢を崩しすぎず、接ぎ木苗は接ぎ木部分を土に埋めないように植えます。植え付け後は仮支柱を立て、たっぷり水やりします。

  • 1鉢1株にすると水と肥料の管理が安定する
  • 接ぎ木部分を土に入れない
3

一番花が咲くころ

一番花の下から3本仕立てにする

主枝と、一番花のすぐ下から伸びる勢いのよい側枝2本を残し、3本仕立てにします。残す枝を早めに決めると、株の内側が混みすぎず、実に光が当たりやすくなります。

  • 主枝と側枝2本を支柱へゆるく誘引する
  • 株元の弱いわき芽は早めに整理する
4

生育期間中

水切れと肥料切れを防ぐ

なすは水と肥料をよく使います。土の表面が乾いたら朝にたっぷり水やりし、実がつき始めたら2週間に1回を目安に追肥します。葉がしおれやすい真夏は、夕方の乾き具合も確認します。

  • 真夏は朝の水やりを基本にする
  • 肥料切れでは花が落ち、実が太りにくい
5

6月下旬から10月

なすの収穫時期を見分ける

なすの収穫時期は6月下旬から10月ごろです。中長なすは長さ10cmから15cm、表面につやがあり、へたのトゲや緑色が新鮮なうちが収穫目安です。最盛期は2日から3日に1回見ます。

  • つやが強いうちにハサミで切る
  • 大きくしすぎると株が疲れやすい
6

7月下旬から8月上旬

夏に更新剪定して秋なすを狙う

株が疲れて実つきが落ちたら、枝を半分ほど切り戻す更新剪定を行います。プランターでは根を傷めない範囲で株の周囲に追肥し、水を切らさず回復を待ちます。暑さが落ち着くと秋なすを収穫できます。

  • 弱った枝や混み合う枝を切り戻す
  • 剪定後は追肥と水やりで回復を助ける
7

10月から11月

寒くなる前に片付ける

気温が下がり、花や実のつきが悪くなったら栽培終了の目安です。最後の実を早めに収穫し、株を片付けます。病害虫が出た葉や茎は土に混ぜ込まず、持ち出して処分します。

  • 小さい実も寒さの前に収穫する
  • 古い土は根や残渣を取り除いて再生する

月ごとの作業

4月

苗選びの時期。寒い地域では植え急がず、夜温が安定するまで待つ。

5月

なすの植え付け時期。深型プランターに植え、仮支柱を立てる。

6月

3本仕立てに整え、追肥を始める。早い株は下旬から収穫時期に入る。

7月

収穫最盛期。2日から3日に1回、つやのある実を若どりする。

8月

水切れに注意。株が疲れたら更新剪定と追肥で秋なすに備える。

9月

秋なすを収穫。朝晩が涼しくなっても肥料切れを避ける。

10月

気温が下がるまで収穫。実つきが落ちたら終了を判断する。

プランター栽培のコツ

なすのプランター栽培は、容器の大きさ、水やり、追肥で差が出ます。浅い鉢に複数株を詰めるより、深型容器で1株を大きく育てる方が、実の品質と管理のしやすさが安定します。

  • 深さ30cm前後、容量20L以上を目安にする
  • 1株に3本の支柱を立てて枝を支える
  • 乾燥しやすい夏は朝の水やりを徹底する

トラブル対策

花が落ちる

低温、日照不足、水切れ、肥料切れが原因になりやすいです。暖かい時期に植え、追肥と水やりを安定させます。

実が硬い・種が多い

収穫遅れの可能性が高いです。つやがある10cmから15cmのうちに若どりします。

葉がしおれる

真夏の水切れか根傷みを確認します。朝にたっぷり水やりし、鉢底から水が抜けるかも見ます。

なすの収穫目安を未熟、適期、遅れ気味、切る位置で比べた画像

収穫ガイド

なすの収穫時期・収穫目安・いつまで収穫できるか

なすの収穫時期は6月下旬から10月ごろです。中長なすの収穫目安は長さ10cmから15cm、表面に濃い紫のつやがあり、へたが緑でしっかりしていることです。つやが鈍くなり、皮が硬く、種が目立つ実は遅れ気味です。暖かく、花が咲き続け、株に勢いがある間は収穫を続けられます。

中長なすは10cmから15cmで収穫する
つや、へたの鮮度、皮の張りを見る
最盛期は2日から3日に1回確認する
なすのアブラムシ、ハダニ、うどんこ病の見分け方

病虫害・トラブル

害虫・病気・株が弱る原因の対策

なすはアブラムシ、ハダニ、うどんこ病、青枯病に注意します。プランターでは乾燥でハダニが増えやすく、肥料切れや水切れで花落ちもしやすくなります。葉裏と新芽、株元を定期的に確認します。

アブラムシ

新芽、つぼみ、葉裏に小さな虫が集まる

早期なら水で洗い流すか手で取り除きます。窒素肥料の与えすぎを避けます。

ハダニ

葉が白っぽくかすれ、乾燥した時期に広がる

葉裏に水をかけて乾燥を和らげ、被害葉を早めに取り除きます。

うどんこ病

葉に白い粉をふいたような斑点が出る

混み合う葉を整理して風通しをよくし、広がる葉は早めに取り除きます。

よくある質問

なすの植え付け時期・植える時期はいつですか?

なすの苗の植え付け時期は5月から6月です。寒さに弱いため、最低気温が安定し、遅霜の心配がなくなってから植えます。

なすの種まき時期はいつですか?

家庭菜園では苗から始めるのが簡単です。種から育てる場合の種まき時期は2月から3月ごろで、保温して苗を作り、5月以降に植え付けます。

なすの収穫時期はいつですか?

なすの収穫時期は6月下旬から10月ごろです。株が元気で花が咲き続けていれば、秋なすまで収穫できます。

なすの収穫目安と見分け方は?

中長なすは長さ10cmから15cm、濃い紫のつや、張りのある皮、緑で新鮮なへたが収穫目安です。つやが鈍い実は遅れ気味です。

なすはいつまで収穫できますか?

暖かい地域では10月ごろまで収穫できます。気温が下がり、花や実のつきが悪くなったら終了の目安です。

なすはプランターでも育ちますか?

育ちます。深さ30cm前後、容量20L以上のプランターに1株植え、水切れと肥料切れを防ぐと育てやすいです。