害虫診断ガイド

穴の形を見てから葉裏・株元・夜間を確認する

小さな丸穴が多数ならノミハムシ、大きな不規則穴と糞なら青虫類、光る粘液とえぐれた縁ならナメクジ、褐色斑の中心が抜けるなら病気を疑います。

まず見る

穴の形と縁

次に見る

葉裏・芯・糞

夜に見る

株元・鉢裏

すぐやる

虫と卵を除去

予防

すき間ないネット

小松菜の葉裏で穴と幼虫と糞を確認する様子

穴だけを見て薬剤を選ばず、まず新しい穴を一つ決めて周囲を調べます。昼は葉裏と芯、夕方から夜は株元と鉢の裏を確認します。虫が見つからず褐色の縁取りが先に出ている場合は、病斑が枯れて抜けた可能性もあります。

穴の直径と縁の形を比べる
葉裏・新芽・糞を確認する
夜に株元と鉢裏を見る
原因に合わせて捕殺・防虫・病葉整理
穴形、葉裏、夜間、捕殺、防虫ネットを確認する5段階診断

穴の形から候補を絞り、活動時間に合わせて犯人を探します。

診断ステップ

症状を見て原因と対策を切り分ける

1

発見時

穴の大きさと縁を比べる

直径1〜2mmの丸穴、多数の小穴、大きな不規則穴、葉縁からのえぐれ、褐色の縁取りを写真に残します。

  • 丸穴か不規則穴か
  • 縁が緑か褐色か
2

葉裏と中心の新芽を見る

穴の近くの葉裏、葉柄の付け根、巻いた新葉を確認します。幼虫、卵、黒い糞があれば食害と判断しやすくなります。

  • 葉裏と芯
  • 卵・幼虫・糞
3

日没後

夕方から夜に株元を見る

ヨトウムシやナメクジは夜に活動します。懐中電灯で土表面、鉢縁、鉢底を見て、粘液跡も確認します。

  • 日没後に確認
  • 鉢裏と粘液跡
4

確認直後

見つけた原因を取り除く

虫と卵は手袋やピンセットで除き、重症葉だけ切ります。病斑が疑われる葉は袋へ入れ、はさみを清潔にします。

  • 虫と卵を除去
  • 葉を取りすぎない
5

翌日から

侵入経路をふさぎ再確認する

防虫ネットは裾と支柱周りを留めます。新しい穴が増えるか2〜3日ごとに見て、対象作物と害虫に登録された薬剤だけを使います。

  • ネットの裾を密閉
  • 新しい穴を記録

発生しやすい時期

新芽の小さな丸穴と葉裏の卵を週2回確認する。

梅雨

夕方にナメクジの粘液跡、鉢裏、病斑の褐色縁を確認する。

ヨトウムシの糞と夜間食害を確認し、防虫ネットのすき間を直す。

アブラナ科の幼苗をネットで覆い、新しい穴を2〜3日ごとに見る。

プランターは鉢裏とネットの裾まで見る

鉢を壁際へ密着させるとナメクジの隠れ場所になります。鉢底を浮かせ、落ち葉を除き、防虫ネットの裾をクリップで留めます。

  • 鉢底を浮かす
  • 落ち葉を除く
  • ネット裾を固定

判断に迷った時

小さい穴がたくさんあります

ノミハムシを疑い、葉を揺らして跳ぶ小虫を確認し、幼苗を細目ネットで覆います。

虫が見つかりません

夕方から夜に株元と鉢裏を確認し、糞、粘液、褐色の縁取りも見ます。

穴のある葉は全部切りますか?

軽い食害葉は光合成に使えるため残し、骨状の重症葉や病斑葉だけ除きます。

ネットをしても穴が増えます

設置前に虫や卵が残っていないか、裾、支柱穴、開閉部にすき間がないか確認します。

軽い虫食い葉、水洗い、重症葉、健全な内葉の比較

収穫・食用判断

虫食いの葉を収穫する判断

軽い食害で葉が硬く、腐敗や糞がなければ、虫と卵が残っていないか確認して流水で十分に洗えます。強く骨だけになった葉や腐敗葉は除きます。

葉裏まで確認
流水で洗う
糞と虫を除く
腐敗葉は食べない
ノミハムシ、青虫、ナメクジ、病斑脱落による穴の比較

症状別の対策

穴の形で4つの原因を見分ける

穴の直径、縁、糞、粘液、褐色斑を組み合わせます。

ノミハムシ

1〜2mmの丸い穴が多数

幼苗を細目ネットで覆う。

青虫・ヨトウムシ

不規則な大穴と黒い糞

葉裏と夜間に探して除く。

ナメクジ

葉縁のえぐれと光る粘液

夕方に捕獲し隠れ場所を減らす。

病斑の脱落

褐色の縁を残して中心が抜ける

病葉を除き葉を長くぬらさない。

よくある質問

野菜の葉に小さい穴がある原因は?

多数の1〜2mm丸穴ならノミハムシが代表的です。葉を揺らして跳ぶ小虫を確認します。

夜だけ葉を食べる虫は?

ヨトウムシやナメクジが代表的です。日没後に株元、葉裏、鉢底を確認します。

虫食い野菜は食べられますか?

軽い食害で腐敗がなければ、虫、卵、糞を除いて流水で十分に洗えます。

防虫ネットはいつかけますか?

種まきまたは植え付け直後、虫が入る前にかけ、裾をすき間なく固定します。