しおれ発見時
土の中まで湿っているか確かめる
表土だけでなく指や割り箸を5cmほど差し込みます。内部が乾いて軽い鉢なら水切れ、数日湿ったまま重い鉢なら過湿を疑います。
- ・深さ5cmを見る
- ・鉢の重さも比べる
トラブル診断ガイド
水やり前に土を5cmほど掘り、湿っているのに株が戻らなければ根鉢を確認します。白〜薄茶で硬い根は健全、茶黒く柔らかく表皮が抜ける根は根腐れのサインです。
まず触る
土の深さ5cm
根腐れサイン
茶黒く柔らかい根
放置リスク
茎元まで腐敗
すぐやる
停水・排水確認
予防
乾いてから水やり
根腐れは「しおれ=水不足」と思って追加の水を与えると悪化します。まず土の中の湿り、受け皿、鉢底穴を見てから根を確認します。初期なら腐った根を除いて排水性のある新しい土へ植え替えることで回復を狙えますが、茎元まで軟化した株は処分が安全です。
診断ステップ
しおれ発見時
表土だけでなく指や割り箸を5cmほど差し込みます。内部が乾いて軽い鉢なら水切れ、数日湿ったまま重い鉢なら過湿を疑います。
水やり前
受け皿の水、鉢カバー内の滞水、土や根で塞がった鉢底穴を確認します。まず水を捨て、風通しのよい明るい日陰へ移します。
過湿が続く時
鉢を横にして根鉢を崩さず抜きます。健全根は白〜薄茶で弾力があり、腐った根は茶黒く柔らかく、表皮が抜けたり酸っぱい臭いがしたりします。
診断直後
消毒したはさみで柔らかい根を健全部まで切ります。葉量が多すぎる場合は傷んだ下葉だけを除き、健康な葉を一度に取りすぎません。
処置当日
古い湿った土は再利用せず、洗った排水穴のある鉢と新しい培養土を使います。植え替え直後の大量潅水は避け、土と根がなじむ程度に与えます。
1〜2週間
数日は強い直射日光と肥料を避けます。表土が乾いて鉢が軽くなってから水を与え、新芽や葉の張りが戻るか観察します。
梅雨
雨の当たる鉢は受け皿と鉢底穴を週2回確認し、鉢を密着させない。
真夏
しおれだけで即座に水を足さず、土中の湿りと鉢の重さを確認する。
秋雨
気温低下で乾きが遅くなったら、水やり間隔を固定せず土の乾きに合わせる。
冬
低温期は吸水量が落ちるため、受け皿に水を残さない。
底穴のない鉢カバーへ直接植えず、排水穴のある内鉢を使います。大きすぎる鉢は未発達の根に対して土が乾きにくいため、株に合うサイズを選びます。
土が湿っているのに葉がしおれます
追加で水を与えず、受け皿、鉢底穴、根の色と硬さを順に確認します。
根が茶色ですが全部切るべきですか?
薄茶で硬い根は残せます。茶黒く柔らかく表皮が抜ける部分だけを清潔な刃で除きます。
植え替え後も葉が戻りません
明るい日陰で1〜2週間、新芽を待ちます。茎元まで軟化した株は回復が難しいため処分します。
鉢底石を入れれば根腐れしませんか?
鉢底石だけでは防げません。底穴、土の排水性、受け皿の排水、乾きを見た水やりを組み合わせます。
収穫・食用判断
根腐れ自体は根の障害ですが、可食部に軟化、腐敗、異臭、かびがあるものは利用しません。健全な実や葉でも十分に洗い、薬剤を使った場合はラベルの収穫前日数を守ります。
症状別の対策
葉のしおれだけでは決めず、土の乾湿と根・茎元の状態を組み合わせて判断します。
鉢が軽く土が乾いて葉がしおれる
朝に鉢底から流れるまで水を与える。
土が湿ったまま葉がしおれ根が茶黒い
停水して排水と根を確認する。
真昼だけしおれ夕方に戻る
土の乾きを見て急な過水を避ける。
地際が黒く軟化して株が倒れる
周囲へ広げないよう株と土を処分する。
土が長く湿っているのにしおれ、根が茶黒く柔らかい、表皮が抜ける、酸っぱい臭いがする状態が主なサインです。
茎元が硬く健全根が残る初期なら、腐根を除いて新しい土へ植え替えることで回復する可能性があります。
水切れは土が乾き鉢が軽く、根腐れは土が湿ったままで鉢が重い点が大きな違いです。
日数で固定せず、表土から数cmが乾き鉢が軽くなってから、朝に鉢底から流れるまで与えます。
水やりの必要回数は季節、日当たり、風、鉢サイズ、野菜の生育量で変わります。表面だけを見ずに指を2〜3cm入れ、鉢を持った時の軽さも確認します。乾いていれば一度にたっぷり、湿っていれば待つことで、水切れと根腐れの両方を防げます。
プランター土は再利用できますが、根が残ったまま、湿ったまま、病気の葉を混ぜたまま使うと失敗します。再利用する日は、土を出す、根を取る、乾かす、改良材を混ぜる、前作と違う科の野菜に使う、の順で進めます。
夏のプランター水切れ対策は、朝の水やり、土量、遮光、マルチ、置き場所をセットで考えます。昼に少し葉が下がるだけなら様子見できることもありますが、朝からしおれる、土が割れる、夕方に戻らない場合は危険サインです。