種まき作業ガイド

7月・8月のほうれん草|暑い地域は秋まで待つ判断

ほうれん草の発芽適温は15〜20℃です。平暖地・暖地の7月・8月に地温25℃超が続く時は、遮光だけで普通品種をまくより秋まで待つ判断が確実。寒冷地は8月から秋まきの入口になるため、地域と朝の地温で判断します。

寒冷地・秋

8月上旬〜9月中旬

平暖地・秋

9月上旬〜11月上旬

暖地・秋

9月下旬〜12月

発芽適温

15〜20℃

涼しい湿った土ではほうれん草がそろって発芽し、高温で乾いた土では発芽が少ない比較

ほうれん草は植え替えで根を傷めやすいため、収穫する畑やプランターへ直播します。秋まきの入口は寒冷地が8月上旬〜9月中旬、平暖地が9月上旬〜11月上旬、暖地が9月下旬〜12月です。品種の種袋を最優先にし、朝の地温が25℃を下回らない時は延期します。どうしても夏に試す場合だけ、耐暑性品種を選び、夕方にまいて遮光と保湿を行います。

発芽適温は15〜20℃、地温25℃超が続く時は発芽が不ぞろいになりやすい
平暖地・暖地の7〜8月は、普通品種なら秋まで待つのが基本
移植せず、畑または深さ20cm以上のプランターへ直播する
覆土は1〜2cm。発芽まで表土を乾かさず、過湿にもさせない
同じプランターで涼しい土と高温の土にまいたほうれん草の発芽状態を比べた画像

左のように地温と水分が合うと芽がそろい、右のような高温・乾燥条件では欠株が増えます。

作業ステップ

この順で作業すると失敗しにくい

1

種を買う前

地域別の秋まき開始日を決める

寒冷地は8月上旬、平暖地は9月上旬、暖地は9月下旬を秋まき開始の入口にします。標高や品種で差があるため、購入した種袋の地域別作型がこの目安と異なる場合は種袋を優先します。

  • 種袋の地域区分を優先
  • 暖地ほど開始を遅らせる
2

播種の2〜3日前

朝の地温が25℃以下か確かめる

午前8時ごろ、まく深さの土を測ります。25℃を超える日が続くなら延期し、15〜20℃へ近づく時期を待ちます。最高気温だけでなく、夜間に土が冷えているかで判断します。

  • 朝の地温で判断
  • 25℃超が続けば待つ
3

播種の1〜2週間前

酸性を直し、細かなまき床を作る

ほうれん草は酸性土で生育が止まりやすいため、土壌酸度を確認してpH6.5〜7.0を目安に調整します。石や大きな土塊を除き、水はけと水持ちを両立させます。

  • pH6.5〜7.0が目安
  • 石と大きな土塊を除く
4

播種当日

深さ1〜2cmの溝へ直播する

深さ1〜2cmのまき溝へ種を1〜2cm間隔で置き、土をかけて軽く押さえます。移植はせず、最終的に育てる場所へ直接まきます。高温期に試す場合は夕方を選びます。

  • 深さ1〜2cm
  • 種間1〜2cm
  • 最終位置へ直播
5

播種後4〜10日

発芽までは表土を乾かさない

細かなシャワーで土を湿らせ、乾きやすい時は不織布をべたがけします。土が湿っていれば追加の水は不要です。発芽が始まったら被覆を外し、光を当てます。

  • 毎朝、土の湿りを確認
  • 発芽後は被覆を外す
6

播種後7〜14日

欠株と遅まきのリスクを早めに判断する

芽がほとんど出ない場合は、高温、乾燥、酸性土、古い種を確認します。秋遅くにまいて本葉が育たない場合は、保温して待つか、収穫サイズを小さく見直します。寒冷地で適期を過ぎたら無理にまき直しません。

  • 欠株は原因を直して追いまき
  • 遅すぎる時は無理をしない

作業時期の目安

3〜5月・平暖地

春まき。トウ立ちしにくい春まき品種を選び、長日と急な高温の前に収穫する。

4月下旬〜6月・寒冷地

春〜初夏まき。遅霜後に始め、暑くなる前に収穫できる品種を選ぶ。

8月上旬〜9月中旬・寒冷地

秋まき本番。初霜までの生育日数を確認し、遅い場合は不織布を準備する。

9月上旬〜11月上旬・平暖地

秋まき本番。残暑中は朝の地温を測り、25℃超が続く間は数日待つ。

9月下旬〜12月・暖地

暑さが弱まってから秋冬まき。遅まきは低温伸長性品種と不織布を組み合わせる。

プランターは深さ20cm以上、条間10〜15cmを確保する

深さ20cm以上で排水穴のある容器に新しい培養土を入れ、表面から1〜2cmの溝へ直播します。標準的な横長プランターなら2条を目安にし、条間10〜15cmを取ります。真夏の容器は畑より地温が上がりやすいため、日陰へ移せても朝の地温が高い間は播種を待ちます。

  • 深さ20cm以上
  • 条間10〜15cm
  • 真夏は容器の過熱に注意

作業中のトラブル対策

7月・8月に今からまいてよいですか?

寒冷地は秋まきの入口ですが、平暖地・暖地では基本的に待ちます。朝の地温が25℃以下になり、種袋の適期に入ってからまく方が確実です。

室内で発芽させれば真夏でも大丈夫ですか?

発芽だけ冷やしても、定植時に根を傷めやすく、屋外の高温で苗が弱ります。普通品種は室内育苗で無理に進めず、秋の適期まで待って直播してください。

どうしても夏に試したいです

耐暑性品種を少量だけ使い、夕方に直播し、遮光とべたがけで地温と乾燥を抑えます。全量をまかず、秋まき用の種を残してください。

発芽がそろいません

地温25℃超、途中の乾燥、酸性土、深まき、古い種を順に確認します。原因を直し、欠株部分だけ同じ深さで追いまきします。

秋の種まきが遅れました

低温で生育が遅くなるため、寒冷地は無理にまき直さず次の春を待ちます。平暖地・暖地は低温伸長性品種と不織布を選び、種袋の最終期限内だけ試します。

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よくある質問

ほうれん草の種まき時期はいつですか?

秋まきは寒冷地が8月上旬〜9月中旬、平暖地が9月上旬〜11月上旬、暖地が9月下旬〜12月が目安です。春まきもできますが、地域と品種の種袋を優先してください。

ほうれん草の発芽温度は何度ですか?

発芽適温は15〜20℃です。25℃を超えると発芽が不ぞろいになりやすいため、朝の地温が下がる時期を選びます。

7月や8月でも種まきできますか?

寒冷地は8月から秋まきの入口です。平暖地・暖地の7〜8月は地温が高いため、普通品種は無理にまかず秋の適期まで待つのが基本です。

ほうれん草は直播と育苗のどちらですか?

基本は直播です。植え替えで根を傷めやすいため、収穫する畑やプランターへ直接まきます。

種は何cmの深さにまきますか?

深さ1〜2cmの溝へまき、土をかけて軽く押さえます。発芽までは表土を乾かさないようにします。

プランターの深さは何cm必要ですか?

深さ20cm以上が目安です。横長プランターなら条間10〜15cmを取って2条まきにします。