種まき前
短根ごぼうの品種を選ぶ
家庭菜園の袋栽培では、長く伸びる滝野川ごぼうより、短根ごぼう、サラダごぼう、てがるごぼうなど根が短めにまとまる品種を選びます。長根品種は深く耕せる畑向きで、浅い容器では根が曲がりやすくなります。
- ・短根タイプは深型袋でも抜きやすい
- ・移植を嫌うため苗より種から育てる
野菜の育て方
ごぼうは本来深い畑向きの根菜ですが、短根品種を選び、深い栽培袋や大型プランターを使えば家庭菜園でも育てられます。春または秋の涼しい時期に直まきし、間引きで株間を確保し、葉の勢いと根の太りを見ながら若どりすると、硬くなりすぎる前に香りのよい根を収穫できます。
栽培難易度
中級
おすすめ時期
春まき3月から5月
栽培場所
日当たりのよい深型容器
収穫目安
短根種30cmから45cm
ごぼうの種まき時期は、平暖地では3月から5月、または9月ごろが目安です。袋栽培では長根品種より短根ごぼうやサラダごぼうが扱いやすく、収穫時期は品種にもよりますが種まき後90日から150日ほどです。収穫目安は葉が十分に茂り、短根種で根の長さ30cmから45cm、太さ1.5cmから3cm前後になったころ。遅れると硬さ、す入り、根割れが出やすくなります。
栽培ステップ
種まき前
家庭菜園の袋栽培では、長く伸びる滝野川ごぼうより、短根ごぼう、サラダごぼう、てがるごぼうなど根が短めにまとまる品種を選びます。長根品種は深く耕せる畑向きで、浅い容器では根が曲がりやすくなります。
種まき1週間前まで
深さ40cm以上、できれば50cm前後の栽培袋や大型プランターを使います。袋の底に排水穴を確保し、野菜用培養土を入れて大きな石や硬い塊を取り除きます。根が下へ伸びるため、土の中の障害物を減らすほど曲がりや又根が少なくなります。
3月から5月・9月
平暖地では春まきが3月から5月、秋まきが9月ごろです。寒冷地・北海道・東北は春まきを4月下旬から5月に遅らせ、秋まきは収穫までの期間が足りない地域では無理をしません。暖地・九州・四国南部では春まきを早められますが、夏の乾燥と高温で根が硬くなりやすいため水切れに注意します。
本葉1枚から4枚
発芽後、本葉1枚から2枚で混み合う芽を間引き、本葉3枚から4枚で最終株間を10cmから15cmほどに整えます。株間が狭いままだと葉は茂っても根が太りにくく、曲がりやすくなります。
生育中ずっと
ごぼうは乾燥が続くと根が硬くなり、乾いた後に急に湿ると根割れしやすくなります。表土が乾いたら鉢底から流れるまで水を与え、真夏は朝に確認します。受け皿に水をためると根傷みにつながるため、排水も大切です。
根が太り始めたころ
株元の根の肩が見えてきたら、周囲の土を軽く寄せて日光に当たりすぎないようにします。追肥は葉色が薄いときだけ控えめに行い、窒素を効かせすぎないようにします。葉ばかり大きい場合は肥料過多や株間不足を疑います。
種まき後90日から150日
短根ごぼうの収穫時期は、春まきなら夏から秋、秋まきなら冬前から翌春が目安です。短根種で長さ30cmから45cm、太さ1.5cmから3cmほどになったら試し掘りします。抜くときは根の横をスコップでほぐし、無理に引き抜いて折らないようにします。
2月
春まき準備。短根品種、深い栽培袋、培養土、防虫ネットを用意する。
3月
平暖地で春まき開始。寒さが残る日は不織布で発芽を助ける。
4月
春まきの本番。発芽後は早めに間引き、株間を確保する。
5月
寒冷地の種まき適期。平暖地では水切れと葉の虫を確認する。
6月
葉が茂る時期。乾燥が続く日は朝に水分を確認し、根割れを防ぐ。
7月
春まき短根種の試し掘り開始。太さと硬さを確認する。
8月
暑さで硬くなる前に若どりを進める。秋まき予定なら資材を準備する。
9月
平暖地の秋まき時期。暖地は残暑が落ち着いてからまく。
10月
秋まき株の間引きと水やり。葉のハモグリバエ被害を確認する。
11月
秋まきの生育確認。寒冷地では収穫までの期間が足りないため春まき中心にする。
12月
秋まき短根種を必要に応じて試し掘りし、強い寒さの前に状態を確認する。
ごぼうを袋栽培するなら、短根品種を選び、深さ40cm以上の栽培袋を使います。袋を縦に置くと根の伸びる方向を確保しやすく、収穫時は袋を倒して土を崩せるため、根を折りにくくなります。浅い横長プランターでは長く伸びる品種は不向きです。
発芽がそろわない
ごぼうは発芽まで乾燥させないことが大切です。深まきにせず、発芽までは表面を湿らせます。古い種では発芽率も落ちます。
根が曲がる・又根になる
土の中の石、硬い塊、浅い容器が原因になりやすいです。深い袋を使い、種まき前に土をよくほぐします。
葉ばかり大きい
株間不足や窒素過多が考えられます。本葉3枚から4枚で株間10cmから15cmにし、追肥を控えめにします。
根が硬い
収穫遅れ、高温期の乾燥、品種選びが原因になりやすいです。短根品種を若どりし、水切れを防ぎます。
根が割れる
乾燥と過湿の差が大きいと起きやすいです。表土の乾き具合を見て、極端な水切れを作らないようにします。
収穫ガイド
ごぼうの収穫時期は品種とまき時で変わりますが、短根品種では種まき後90日から150日ごろが目安です。春まきは7月から10月、秋まきは冬前から翌春にかけて確認します。収穫目安は短根種で長さ30cmから45cm、太さ1.5cmから3cmほど。葉が大きく茂っているのに根元が極端に細い場合は少し待ち、葉が黄ばみ始める、根が太く硬くなる、切り口にすが入るようなら遅れぎみです。収穫は一度に全部抜かず、試し掘りしてよい株から順に掘ります。
病虫害・トラブル
ごぼうは葉が大きく茂るため、アブラムシ、ハモグリバエ、うどんこ病が見つけやすい野菜です。根のトラブルでは、乾燥と過湿の差による根割れ、硬い土や障害物による曲がり・又根が起きます。袋栽培では水分を安定させ、土の中の硬い塊を減らすことが予防になります。
新芽や葉裏に小さな虫が集まる
発生初期に水で流し、混み合う葉を整理して風通しをよくします。
葉に白い曲線状の食害跡が出る
被害葉を早めに取り除き、葉裏の成虫や卵を確認します。
葉に白い粉をふいたような斑点が出る
風通しを確保し、被害が広がる葉を取り除きます。葉を濡らしっぱなしにしません。
根に縦割れや裂け目が入る
乾燥後の急な過湿を避け、水分を安定させます。収穫遅れも見直します。
平暖地では3月から5月の春まき、9月ごろの秋まきが目安です。寒冷地は春まきを4月下旬から5月に遅らせ、秋まきは収穫までの期間が短くなるため春まき中心が安心です。
短根ごぼうやサラダごぼうを選べば育てられます。深さ40cm以上の栽培袋や大型プランターに直まきし、株間10cmから15cmを確保します。
短根品種では種まき後90日から150日ごろが収穫時期の目安です。春まきは7月から10月、秋まきは冬前から翌春に確認します。
短根種なら長さ30cmから45cm、太さ1.5cmから3cm前後が目安です。1株だけ試し掘りし、硬さやす入りがないか確認すると判断しやすいです。
根が硬くなりすぎる前、葉が大きく黄ばむ前までに順次収穫します。長く置きすぎるとす入り、硬さ、根割れが出やすくなるため、食べごろの株から掘ります。
浅い容器、硬い土、石や土塊、移植の根傷みが主な原因です。深い袋に直まきし、土をよくほぐしてから育てます。