イチゴの植え方|初心者でも甘く大粒に育てる完全ガイド

イチゴの植え方を基礎から解説!苗の植え付けから収穫・ランナー繁殖まで失敗しない栽培方法。一季なり・四季なりの植え方の違いから病害虫対策まで、甘くて美味しいイチゴを確実に育てる植え方のテクニックを詳しく解説。

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イチゴの植え方|初心者でも甘く大粒に育てる完全ガイド
栽培難易度
初心者向け
📅
栽培期間
180-240日
🌤️
最適季節
秋・春・夏
💪
栄養価
ビタミンC・アントシアニン・葉酸豊富
土作り・苗植え付け
土作り・苗植え付け
クラウンを埋めずに浅植え
生育管理・花芽分化
生育管理・花芽分化
適切な水やりと追肥
開花・人工授粉
開花・人工授粉
受粉で実の肥大促進
収穫・ランナー管理
収穫・ランナー管理
ランナーで株増殖

イチゴの植え方|8つの詳細ステップ

苗選びと品種決定
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苗選びと品種決定

植付1週間前

栽培成功の第一歩は健全な苗の選択と品種選定。一季なり・四季なりの特徴を理解し、栽培目的に適した品種を選択

健全苗選択・葉が3-4枚で病気の兆候がないもの
クラウン(株元)がしっかりしている苗選別
初心者は一季なり品種(宝交早生・女峰など)推奨
ポット苗は根が白く健全なものを選択
植え付け直前まで風通し良い場所で管理

健全な苗選択が栽培成功率を決定・品種特性の理解必須

土づくりと畝準備
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土づくりと畝準備

植付1-2週間前

pH6.0-6.5の弱酸性土壌作りと水はけの良い高畝準備。いちごは過湿を嫌うため排水性を重視した土づくりが重要

pH6.0-6.5弱酸性・苦土石灰適量施用
有機堆肥2-3kg/㎡・完熟堆肥使用
高さ15-20cmの高畝で排水性確保
畝幅60cm・条間40cm・株間25-30cm
元肥は控えめ・化成肥料50g/㎡程度

排水性重視の高畝作り・過湿は根腐れの原因

イチゴの植え方|苗植え付けと初期管理
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イチゴの植え方|苗植え付けと初期管理

10-11月(一季なり)

イチゴの植え方で最重要のクラウンを埋めない浅植えと適切な株間確保。植え付け後の活着促進と初期生育管理が成功の鍵

クラウン(株元)を土に埋めない浅植え
株間25-30cm・条間40cm確保
植え付け直後にたっぷり水やり
根の周りに隙間ができないよう土を寄せる
植え付け後1週間は毎日水やり

クラウンを埋めない浅植えが生育の基本・活着重要

活着確認と保温対策
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活着確認と保温対策

植付後1-2週間

植え付け後の活着確認と冬季保温対策。健全な根張りと越冬準備が翌春の収穫量を決定

植え付け後1週間で活着確認
新葉の展開開始で活着判定
マルチシート敷設で地温確保
べたがけ・トンネル設置で防寒
枯葉・古葉の除去で病害予防

確実な活着確認・冬季保温対策で越冬成功

花芽分化と低温処理
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花芽分化と低温処理

12-2月

一季なり品種の花芽分化促進。5-10℃の低温と短日条件で花芽形成を促し、翌春の開花・結実を準備

12-2月の低温期で花芽分化が進行
5-10℃の温度帯で花芽形成促進
12時間以下の短日条件が必要
この時期の追肥は控えめに
病害虫予防・灰色かび病対策

低温・短日条件が花芽分化の必須条件

開花・人工授粉
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開花・人工授粉

3-4月

花芽分化後の開花期管理。確実な受粉で正常果実を確保し、奇形果防止と収量アップを図る

開花開始と同時に人工授粉開始
筆や綿棒で花の中心を優しくなでる
午前中の花粉活性時期に実施
1番花から3番花まで重点的に授粉
液肥による追肥で果実肥大促進

確実な人工授粉が正常果実確保の鍵

果実肥大期管理・病害虫対策
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果実肥大期管理・病害虫対策

4-5月

果実肥大期の水分・養分管理。灰色かび病やハダニなど主要病害虫の予防と早期対策で品質確保

果実肥大期は水分を控えめに管理
液肥による追肥で糖度アップ
灰色かび病予防・風通し確保
ハダニ・アブラムシの早期発見
古葉・枯葉の除去で病害予防

適切な水分管理と病害虫予防が高品質果実の鍵

収穫・ランナー管理
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収穫・ランナー管理

5-6月

適期収穫と株増殖用ランナー管理。収穫後のランナー伸長を活用して翌年用の子株・孫株を育成

ヘタまで赤く色づいた果実を収穫
朝の涼しい時間帯に収穫作業
収穫終了後ランナーを伸ばす
2-3番目の子株・孫株を育苗用に
親株は病気リスクで使用しない

適期収穫と計画的なランナー管理で持続栽培

🍓いちご収穫タイミング【見極め方法】

色づきと熟度で判断する最適な収穫時期

いちごの収穫適期はヘタまで全体が赤く色づき、ツブツブ(種)も赤くなった状態です。完熟したいちごは甘みが最高に達し、香りも豊かになります。追熟しないため、適期を逃さず新鮮なうちに収穫することが美味しいいちごを楽しむ秘訣です。

収穫タイミング判断基準

未熟期(青い実)の状態

未熟期(青い実)

未熟
実の70%が青白い状態
  • 実全体が青白い色
  • 硬い食感で酸味が強い
  • 甘みがほとんどない
  • ツブツブ(種)も白い
  • 収穫には適さない状態

もう少し待機・追肥継続

色づき開始期の状態

色づき開始期

色づき開始
実の30-50%が赤い状態
  • 先端部分が赤く色づく
  • ヘタ周辺はまだ白い
  • 甘みが出始める
  • 酸味がまだ強い
  • もう少し待つ必要あり

1-2日待機・日当たり良好保持

収穫適期(推奨)の状態

収穫適期(推奨)

最高品質
実の80-90%が赤い状態
  • ヘタ近くまで赤く色づく
  • ツブツブ(種)も赤い
  • 甘みと酸味のバランス良好
  • 香りが豊か
  • みずみずしい食感

今すぐ収穫・生食に最適

完熟期(最高糖度)の状態

完熟期(最高糖度)

最高糖度・デリケート
実全体が濃い赤色
  • 全体が濃い赤色に染まる
  • ツブツブが果肉に埋まる
  • 最高の甘みに達している
  • 香りが非常に強い
  • やわらかい食感

即座に収穫・そのまま食べる

過熟・軟化注意の状態

過熟・軟化注意

軟化・要注意
実が軟化している状態
  • 実が非常に軟らかい
  • 表面がややしなびる
  • 甘みは強いが日持ちしない
  • 傷みやすい状態
  • ジャム作りには適している

即座に消費・加工用

病害・腐敗発生の状態

病害・腐敗発生

食用不適
サイズ問わず
  • 表面に灰色のカビ
  • 異臭が発生
  • 軟腐している
  • 食用として不適
  • 周囲への病害拡散リスク

即座に除去・廃棄処分

品種別収穫時期の見極め

宝交早生(一季なり)

収穫期間:開花後30-35日
特徴:

初心者向けで作りやすく、柔らかい果肉で甘酸のバランスが絶妙。中粒で収量も安定している代表的品種

コツ:

ヘタの反り返りを確認して収穫。実が柔らかいため優しく扱う。生食・ジャム作りに最適

女峰(一季なり)

収穫期間:開花後32-38日
特徴:

花芽分化が早く実をつけやすい。酸味と甘みのバランスが良く、香りが強い。円錐形の美しい形状

コツ:

ツブツブが赤くなるまで完熟を待つ。香りが強くなったら収穫適期。ケーキ用にも人気

とちおとめ(一季なり)

収穫期間:開花後30-40日
特徴:

大粒で甘みが強く、果肉がしっかりしている。日持ちが良く、栃木県の代表品種として人気

コツ:

大きくなりすぎる前に収穫。色づきが良く、ヘタまで赤くなったら最適期。贈答用にも適している

エバーベリー(四季なり)

収穫期間:開花後25-30日
特徴:

四季なり品種で春から秋まで長期収穫可能。実は中粒で甘みがあり、プランター栽培に最適

コツ:

小さめでも十分甘いため早めの収穫が可能。連続収穫のため追肥を怠らない。家庭菜園向け

収穫タイミングのよくある失敗

⚠️未熟な青い実を収穫

問題:

甘みがなく酸味が強すぎて美味しくない

解決策:

ヘタ近くまで赤く色づくまで待つ。焦らずじっくり完熟を待つ

⚠️収穫タイミングの見極め不足

問題:

色づきだけで判断し、ツブツブの色を確認せず早期収穫

解決策:

ツブツブ(種)も赤くなっているかを必ず確認。香りの強さもチェック

⚠️過熟まで放置して軟化

問題:

実が軟らかくなりすぎて傷みやすく日持ちしない

解決策:

適期を逃さず毎日チェック。完熟したらすぐに収穫する

⚠️収穫後の扱いが雑

問題:

収穫時に実を潰したり、ヘタを引っ張って傷める

解決策:

ヘタの部分をハサミで切って収穫。優しく取り扱い、すぐに冷蔵保存

季節別収穫タイミング

春収穫(4-6月)

気候条件:一季なり品種・温暖期
収穫のコツ:

朝の涼しい時間帯に収穫。日中の高温で実が軟化する前に収穫作業完了

秋収穫(9-11月)

気候条件:四季なり品種・冷涼期
収穫のコツ:

低温で糖度が高くなる。霜害前に収穫完了し、寒冷紗で保温対策も実施

夏収穫(7-8月)

気候条件:四季なり品種・高温期
収穫のコツ:

高温で実が軟化しやすいため早朝収穫推奨。遮光ネットで温度調節も重要

📅イチゴの植え方|植え付け時期・収穫時期

イチゴの植え方|最適な時期

イチゴの植え方で最も重要な時期選び。秋植え(10-11月)が一季なり品種のイチゴの植え方として最適。植え付け適温15-20℃で、冬季の低温で花芽分化を促進し安定収穫が可能です。

秋植え栽培(一季なり・推奨)

植え付け時期10月上旬-11月中旬
花芽分化期12月-2月
開花時期3月-4月
収穫時期4月下旬-6月上旬
栽培期間約6-8ヶ月
特徴:

最も安定した作型。冬の低温で花芽分化し、春に開花・結実。大粒で甘みが強く、収量も多い。初心者に最適。

春植え栽培(四季なり)

植え付け時期3月下旬-4月下旬
開花時期5月-6月
第1回収穫6月下旬-8月上旬
第2回収穫9月下旬-11月上旬
栽培期間約7-8ヶ月
特徴:

四季なり品種の長期収穫栽培。夏・秋の2回収穫可能だが、夏季の高温対策が必要で中級者向け。

⚠️重要なポイント

  • 植え付け適温15-20℃の厳守が定植成功率を決定する最重要ファクター
  • クラウン(株元)を土に埋めない浅植えが生育の基本
  • 花芽分化には低温(5-10℃)と短日条件が必須
  • pH6.0-6.5の弱酸性土壌で根の健全育成
  • 連作障害回避のため3-4年間隔を空ける

地域別栽培時期

栽培地域マップ

北海道・東北地方(冷涼地)

春植え時期4月下旬-5月下旬
夏秋収穫6月下旬-9月上旬
秋植え適さない(霜害リスク)
ポイント:

冷涼な気候を活かした夏秋いちご栽培。春植えで夏から秋まで長期収穫可能。寒冷対策と保温が重要なポイント。

関東・甲信越地方(中間地)

秋植え時期10月上旬-11月上旬
春収穫4月下旬-6月中旬
春植え時期3月下旬-4月中旬
四季なり収穫6月下旬-11月上旬
ポイント:

一季なり・四季なり両作型で安定収穫。秋植え一季なりが主力で、四季なりも栽培可能。梅雨期の湿害対策が重要。

東海・関西・中国・四国地方(暖地)

秋植え時期10月中旬-11月中旬
春収穫4月上旬-5月下旬
促成栽培11月-6月収穫
夜冷処理8月下旬-9月上旬
ポイント:

促成栽培で早期収穫が可能。夜冷短日処理で花芽分化を促進。暖房コスト削減できる有利な地域だが夏季高温対策必要。

九州・沖縄地方(亜熱帯地)

促成栽培植付9月上旬-10月上旬
促成栽培収穫12月-5月
夜冷処理8月中旬-9月中旬
高設栽培周年栽培可能
ポイント:

日本最大のいちご産地。促成栽培で12月から収穫開始。夜冷短日処理が必須で、高温多湿対策と台風対策が重要。

いちご栽培年間スケジュール

2月

平均気温 5-10℃

📅 全期

❄️花芽分化・低温処理期

  • 一季なり品種の花芽分化最盛期
  • 5-10℃の低温で花芽形成促進
  • ハウス栽培では保温管理徹底

3月

平均気温 8-15℃

📅 上旬-中旬

🌸開花開始・授粉作業

  • 一季なり品種の開花開始
  • 人工授粉作業開始(筆使用)
  • 防寒対策・霜害予防
📅 下旬

🌱四季なり春植え

  • 四季なり品種の植え付け開始
  • クラウンを埋めない浅植え
  • 株間25-30cm確保

4月

平均気温 12-18℃

📅 上旬-中旬

🍓果実肥大期・追肥

  • 一季なり品種の果実肥大開始
  • 液肥による追肥実施
  • 病害虫防除・灰色かび病対策
📅 下旬

🍓早期収穫開始

  • 暖地では収穫開始
  • ヘタまで赤い実から収穫
  • 朝の涼しい時間帯に作業

5月

平均気温 15-22℃

📅 上旬-中旬

🍓収穫最盛期・品質管理

  • 一季なり品種収穫最盛期
  • 完熟果実の適期収穫
  • 収穫後の適切な保存管理
📅 下旬

🌿四季なり管理・ランナー処理

  • 四季なり品種の開花・結実
  • 収穫中はランナー除去
  • 追肥継続で連続収穫促進

6月

平均気温 18-25℃

📅 上旬

🍓一季なり収穫終了・ランナー伸長

  • 一季なり品種収穫終了
  • ランナー伸長開始
  • 株増殖用ランナー管理開始
📅 下旬

☀️四季なり夏期収穫・高温対策

  • 四季なり品種の夏期収穫
  • 遮光ネットで高温対策
  • 水やり頻度増加

7月

平均気温 22-28℃

📅 上旬-中旬

🌱ランナー育苗・子株管理

  • ランナーから子株・孫株発生
  • 育苗ポットでの根付け作業
  • 親株から2-3番目株を選別
📅 下旬

☀️夏季管理・四季なり継続

  • 高温期の水分管理徹底
  • 四季なり品種の収穫継続
  • 病害虫防除・ハダニ対策

8月

平均気温 25-30℃

📅 中旬

✂️子株独立・育苗管理

  • 子株・孫株のランナー切り離し
  • 独立苗の順化管理
  • 促成栽培の夜冷処理開始
📅 下旬

🚜秋植え土づくり準備

  • 畑の土づくり・pH調整
  • 有機堆肥2-3kg/㎡施用
  • 排水対策・高畝作り

9月

平均気温 20-26℃

📅 上旬

❄️夜冷処理・花芽分化促進

  • 促成栽培向け夜冷処理継続
  • 13℃以下で9時間処理
  • 花芽分化確認作業
📅 中旬-下旬

🍓四季なり秋期収穫

  • 四季なり品種の秋期収穫開始
  • 収穫と育苗の並行作業
  • 台風対策・強風防止

10月

平均気温 15-22℃

📅 上旬

🌱一季なり秋植え開始

  • 一季なり品種の植え付け適期
  • クラウンを埋めない浅植え
  • 株間30cm・条間40cm確保
📅 下旬

🌿定植管理・保温準備

  • 定植後の活着確認
  • べたがけ・保温対策準備
  • 四季なり秋期収穫継続

11月

平均気温 8-15℃

📅 中旬

🌱秋植え完了・保温管理

  • 一季なり植え付け最終期
  • 防寒対策・マルチ敷設
  • 促成栽培苗の定植開始
📅 下旬

❄️越冬準備・四季なり収穫終了

  • 冬季保温対策強化
  • 四季なり品種収穫終了
  • ハウス栽培の温度管理開始

12月

平均気温 3-10℃

📅 上旬-中旬

🍓促成栽培収穫開始

  • ハウス促成栽培収穫開始
  • 高品質・高糖度の果実
  • クリスマス需要対応
📅 下旬

❄️花芽分化期・低温管理

  • 一季なり品種の花芽分化開始
  • 5-10℃低温処理継続
  • 露地栽培の寒冷対策

1月

平均気温 0-8℃

📅 全期

🌸花芽分化完了・促成収穫継続

  • 一季なり品種花芽分化完了
  • 促成栽培収穫最盛期
  • 越冬管理・保温対策継続

いちごの栄養価と健康効果

いちごは「ビタミンCの王様」と称される栄養豊富な果菜です。ビタミンCはみかんの2倍、アントシアニンが豊富で抗酸化作用も期待できます。低カロリーで食物繊維も含み、美容と健康維持に最適な果菜です。

🍓 いちご(100gあたり)

ビタミンC
62mg
アントシアニン
豊富
葉酸
90μg
食物繊維
1.4g
効果:骨粗鬆症予防、貧血改善、免疫力向上

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よくある質問

A.イチゴの植え方で最も重要なのが時期選び。一季なり品種のイチゴの植え方は秋植え(10-11月)が最適です。冬の低温で花芽分化し、翌年4-6月に収穫できます。四季なり品種のイチゴの植え方は春植え(3-4月)も可能で、夏から秋まで収穫できますが、高温対策が必要です。

A.ヘタ近くまで全体が赤く色づき、ツブツブ(種)も赤くなった状態が収穫適期です。香りが強くなり、ヘタが反り返るように見えたら最高の状態。追熟しないため、完熟したらすぐに収穫しましょう。

A.プランターでのイチゴの植え方も基本は同じ。深さ20cm以上のプランターを使用し、水はけの良い野菜用培養土で栽培します。イチゴの植え方で最も重要なクラウンを埋めない浅植えを徹底。株間25-30cm確保し、水やりは表土が乾いてから根元に与えます。液肥を月2-3回与えると収量アップします。

A.屋内栽培やミツバチが少ない環境では、正常な果実を得るために人工授粉が必要です。開花後2-3日以内に、筆や綿棒で花の中心を優しくなでて花粉を運びます。午前中の花粉活性時期に実施するのがコツです。

A.奇形果の主な原因は受粉不良です。花粉が不足していたり、低温・高湿度で受粉がうまくいかないことが原因。人工授粉を確実に行い、開花期の温度管理(15-25℃)と湿度調整が重要です。1番花は特に丁寧に授粉しましょう。

A.いちごを同じ場所で連続栽培すると、萎黄病などの土壌病害や収量低下が起こります。最低3-4年は間隔を空け、その間にマメ科植物やネギ類を植えて土壌改良します。プランター栽培では毎年新しい培養土を使用し、土壌消毒も効果的です。

A.イチゴの植え方での失敗例:①クラウンの深植え→イチゴの植え方の基本、株元を土に埋めない浅植えを徹底 ②水のやりすぎ→表土が乾いてから水やり ③人工授粉不足→開花期に確実に筆で授粉 ④病害虫対策遅れ→予防重視で早期対策。これらのイチゴの植え方のポイントを守れば失敗を大幅に減らせます。

A.収穫期間中はランナーを除去し、果実に栄養を集中させます。収穫終了後はランナーを伸ばして株を増やします。親株→子株→孫株の順番で、病気を避けるため2-3番目の孫株・ひ孫株を育苗用にします。U字ピンで固定し、根付いたらランナーを切り離します。

A.一季なりは春(4-6月)の1回のみ収穫で大粒・高糖度、四季なりは春と秋の2回収穫で中小粒・やや低糖度です。初心者には一季なりがおすすめです。栽培が簡単で収量が多く、甘さも優れています。四季なりは継続的な管理が必要で中級者向けです。