枝豆栽培ガイド

初心者でも失敗知らず!種まきから収穫まで、夏の家庭菜園で美味しい枝豆を育てる完全マニュアル。

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枝豆栽培ガイド
栽培難易度
初心者向け
📅
栽培期間
70-90日
🌤️
最適季節
💪
栄養価
タンパク質・ビタミンB1・葉酸豊富
種まき・発芽管理
種まき・発芽管理
温暖期の直播栽培
摘心・分枝促進
摘心・分枝促進
成長点摘み取りで収量増
開花・莢形成
開花・莢形成
開花後の水分管理
収穫
収穫
3-5日の短い収穫期間

枝豆栽培の詳細ステップ

土づくりと品種選定
1

土づくりと品種選定

種まき2週間前

栽培成功の基盤は良い土づくりから。排水性と保水性を両立させ、適切なpHに調整することが重要

pH6.0-6.5の弱酸性土壌が最適
有機堆肥2-3kg/㎡で土壌改良
窒素肥料は控えめ・根粒菌を活用
排水性確保で根腐れ防止
早生・中生・晩生の品種選定

豆科植物のため窒素肥料過多は禁物・根粒菌活用が重要

種まき・発芽管理
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種まき・発芽管理

4月下旬-6月上旬

適切な時期と方法での種まきが発芽率を決定。水分過多による腐敗防止が最重要ポイント

地温15℃以上・発芽適温25-30℃
種は水に浸けず直播する
深さ2-3cm・株間20-30cm
覆土後は軽く鎮圧
鳥害対策でネット設置

種の水浸けは腐敗の原因・直播で自然発芽を促す

間引き・除草管理
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間引き・除草管理

発芽後2-3週間

健全な株を残し、適切な株間を確保。雑草との競合を避けて生育環境を整備

本葉2-3枚で間引き実施
1箇所1-2株に調整
弱い株・病気株を優先除去
浅い中耕で雑草防除
根を傷めないよう慎重作業

過密栽培回避・風通し確保で病害予防効果

摘心・分枝促進
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摘心・分枝促進

本葉5-6枚展開時

摘心により分枝を促進し、着莢数を増やして収量向上を図る重要な管理作業

本葉5-6枚時に主茎頂部摘心
わき芽の発生を促進
着莢数増加で収量アップ
摘心後は軽い追肥
品種により摘心不要な場合も

摘心により収量30-50%向上・品種特性を考慮

開花期管理・水やり
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開花期管理・水やり

播種後45-60日

開花期から莢形成期の水分管理が収量・品質を左右。適切な水やりで豆の肥大を促進

開花期以降は十分な水分供給
土表面が乾いたらたっぷり水やり
葉面への水やりは病気の原因
マルチングで土壌水分保持
乾燥ストレスで莢の発育不良

開花期の水不足は致命的・根元への水やり徹底

病害虫防除対策
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病害虫防除対策

生育期間中継続

カメムシを中心とした害虫と、高温多湿による病害の総合的な防除対策

カメムシ類の早期発見・防除
防虫ネットで物理的防除
風通し良好で病害予防
農薬は開花期以降使用注意
天敵昆虫の保護・活用

カメムシ被害で品質激減・予防防除が最重要

莢の肥大促進
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莢の肥大促進

開花後20-40日

莢形成から肥大期の管理で最終的な収量と品質が決定。適切な肥培管理で充実した豆を育成

継続的な土壌水分管理
カリウム系追肥で豆の充実
高温期の遮光で品質保持
莢の状態観察・収穫適期判断
病害虫被害の早期発見

肥大期の水分・養分不足で収量激減・継続管理必須

収穫・品質保持
8

収穫・品質保持

開花後40-50日

収穫適期の見極めと迅速な処理で最高品質の枝豆を確保。鮮度保持が食味を決定

莢を押して豆が飛び出す状態で収穫
早朝の涼しい時間に収穫作業
収穫後すぐに冷所保存
3-5日の短い収穫適期を逃さない
段階的収穫で品質均一化

収穫適期3-5日・迅速処理で食味確保・鮮度第一

🫘枝豆収穫タイミング【見極め方法】

莢の膨らみと豆の充実度で判断する最適な収穫時期

枝豆の収穫時期は莢の膨らみ具合が最重要指標です。開花から約40-50日後、莢を押すと豆が飛び出すくらいになったら収穫適期。収穫適期は3-5日と非常に短いため、見極めが美味しい枝豆収穫の秘訣です。

収穫タイミング判断基準

若莢・未熟期の状態

若莢・未熟期

未熟品質
莢の長さ3-4cm・豆粒小さい
  • 莢が薄く平たい状態
  • 豆粒がまだ小さい
  • 押しても豆が飛び出さない
  • うぶ毛が目立つ
  • 開花から20-30日

収穫には早い・待機

収穫適期の状態

収穫適期

最高品質
莢の長さ4-6cm・豆がふっくら
  • 莢がパンパンに膨らんでいる
  • 押すと豆が飛び出してくる
  • 鮮やかな緑色を保っている
  • うぶ毛がついている
  • 開花から40-50日

即収穫・最適タイミング

品種別・早生種の状態

品種別・早生種

品種特性による品質
莢がやや小さめ・豆は2粒中心
  • 6-7月中旬が収穫適期
  • 莢がやや小さめ
  • 豆は2粒が中心
  • 収穫期間は70-80日
  • 暑さに比較的強い

品種に応じて早期収穫

取り遅れ・硬化の状態

取り遅れ・硬化

品質低下・食味劣化
莢が黄変・豆が硬い
  • 莢が黄色く変色している
  • 豆が硬くなっている
  • 甘みが減り食味が落ちる
  • 茹でても硬い
  • 大豆へと変化中

食用不適・大豆として利用

病害発生・カメムシ被害の状態

病害発生・カメムシ被害

食用不適
被害部分で変色・変形
  • 莢に黒い斑点がある
  • カメムシの吸汁跡
  • 豆が萎縮している
  • 異常な臭いがする
  • 食味が著しく劣化

被害部分除去・防除対策

プランター栽培・管理良好の状態

プランター栽培・管理良好

安定品質
管理が容易で品質安定
  • 病害虫被害が少ない
  • 収穫タイミング調整しやすい
  • 少量多品種栽培が可能
  • 防鳥対策が容易
  • 品質が安定している

適期収穫・継続栽培

品種別収穫時期の見極め

湯あがり娘(極早生)

収穫期間:播種後75-80日
特徴:

茶豆系の風味が特徴。莢は小ぶりだが甘みが強く、香りが良い。2粒莢が中心で食味優秀

コツ:

開花後35-40日で収穫適期。小ぶりでも豆がふっくらしたら収穫。香りが出始めたら即収穫

だだちゃ豆(中早生)

収穫期間:播種後80-85日
特徴:

山形の在来種で独特の甘い香りとコクがある。毛が茶色で莢にくびれがあるのが特徴

コツ:

香りが立ち始めたら収穫適期。莢のくびれが深くなり、毛が茶色になったら即収穫

黒豆枝豆(晩生)

収穫期間:播種後90-100日
特徴:

大粒で食べ応えがあり、甘みが強い。完熟すると黒大豆になる品種の若採り

コツ:

莢が大きくなり、豆がしっかり膨らんだら収穫。完熟前の適期を逃さないよう注意

サッポロミドリ(中生)

収穫期間:播種後85-90日
特徴:

3粒莢が多く収量性に優れる。冷涼地に適し、病害抗性もある品種

コツ:

莢数が多いため段階的に収穫可能。3粒莢がパンパンになったものから順次収穫

収穫タイミングのよくある失敗

⚠️収穫時期の見極め不足

問題:

莢の膨らみを確認せず、日数だけで判断して早期収穫

解決策:

必ず莢を押して豆の膨らみを確認。押すと豆が飛び出す状態が目安

⚠️取り遅れによる品質劣化

問題:

収穫適期3-5日を逃し、莢が黄変し豆が硬化

解決策:

開花日をマークし、40日後から毎日莢の状態をチェック

⚠️株ごと収穫の判断ミス

問題:

一部の莢が未熟なのに全体を収穫してしまう

解決策:

全体の8割の莢がふくらんだら収穫開始。段階的収穫も検討

⚠️収穫後の処理遅れ

問題:

収穫後常温放置で糖分が澱粉に変化し食味悪化

解決策:

収穫後すぐに茹でる。冷蔵保存で食味保持

季節別収穫タイミング

早生品種収穫(6-7月)

気候条件:梅雨期・高温多湿
収穫のコツ:

朝の涼しい時間帯に収穫。カメムシ発生期のため防除と被害確認

中晩生品種収穫(8-9月)

気候条件:高温乾燥期
収穫のコツ:

水分不足で莢が硬くならないよう水やり継続。早朝収穫で品質保持

📅枝豆種まき時期・収穫時期

最適な栽培時期

4月下旬-5月上旬の種まきが初心者に最もおすすめ。発芽適温25-30℃・生育適温20-25℃で安定栽培が可能です。

早生品種栽培(推奨)

種まき時期4月下旬-5月上旬
発芽時期5月上旬-中旬
収穫時期6月下旬-7月中旬
発芽適温25-30℃
栽培期間約75-80日
特徴:

最も作りやすい作型。安定した高温で発芽し、梅雨期でも病害リスクが比較的低い。初心者に最適で失敗が少ない。

中晩生品種栽培

種まき時期5月中旬-6月上旬
発芽時期5月下旬-6月中旬
収穫時期8月上旬-9月中旬
発芽適温25-30℃
栽培期間約85-100日
特徴:

高温期での栽培で病害虫対策が重要。カメムシ防除と水分管理が成功のカギで中級者向け。

⚠️重要なポイント

  • 発芽適温25-30℃の確保が栽培成功の最重要ファクター
  • 種は水に浸けず直播・腐敗防止のため過湿注意
  • 本葉5-6枚で摘心実施・分枝促進で収量アップ
  • 開花後の水分管理が豆の肥大に直結
  • 連作障害回避のため3-4年間隔を空ける

地域別栽培時期

栽培地域マップ

北海道・東北地方(冷涼地)

種まき時期5月中旬-6月上旬
収穫時期8月上旬-9月中旬
適品種サッポロミドリ・早生品種
ポイント:

冷涼な気候を活かした高品質枝豆栽培。発芽温度確保が重要で、ハウス育苗も検討。

関東・甲信越地方(中間地)

種まき時期4月下旬-6月上旬
収穫時期7月上旬-9月中旬
適品種湯あがり娘・だだちゃ豆
ポイント:

早生・中生・晩生の時期差栽培で長期収穫が可能。梅雨期の病害対策と夏季の水分管理がポイント。

東海・関西・中国・四国地方(暖地)

種まき時期4月中旬-5月下旬
収穫時期6月下旬-8月下旬
適品種極早生・早生品種中心
ポイント:

早めの種まきで梅雨前収穫が理想的。高温期の病害虫対策と適切な水やりが成功のカギ。

九州・沖縄地方(亜熱帯地)

種まき時期4月上旬-5月中旬
収穫時期6月中旬-8月上旬
適品種耐暑性品種・極早生種
ポイント:

高温多湿の気候で病害虫対策が最重要。早植え・早収穫で品質確保。台風期前の収穫完了が必須。

枝豆栽培年間スケジュール

3月

平均気温 8-15℃

📅 下旬

📋栽培準備開始

  • 品種選定・種子準備
  • 土づくり開始・pH調整
  • 栽培計画立案

4月

平均気温 12-18℃

📅 上中旬

🚜土づくり完成

  • 堆肥施用・土壌改良
  • 畝立て・排水対策
  • プランター準備
📅 下旬

🌱早生品種種まき

  • 暖地では種まき開始
  • 地温15℃以上確認
  • 鳥害対策・ネット設置

5月

平均気温 15-22℃

📅 上旬

🌱本格種まき期

  • 早生品種の適期種まき
  • 発芽温度25-30℃確保
  • 土の乾燥に注意
📅 中下旬

🌿発芽・初期管理

  • 発芽確認・生育観察
  • 中生品種種まき
  • 間引き・除草作業

6月

平均気温 18-25℃

📅 上旬

🌱晩生品種種まき

  • 晩生品種・黒豆枝豆播種
  • 時期差栽培で収穫期延長
  • 梅雨対策準備
📅 中下旬

✂️摘心・管理作業

  • 本葉5-6枚で摘心実施
  • 分枝促進・収量向上
  • 病害虫防除開始

7月

平均気温 22-28℃

📅 上旬

🫘早生品種収穫開始

  • 極早生品種収穫適期
  • 莢の膨らみ確認
  • 朝の涼しい時間に収穫
📅 中下旬

🌸開花期管理

  • 開花期の水やり重要
  • カメムシ防除対策
  • 中生品種の管理

8月

平均気温 25-30℃

📅 上中旬

🫘中生品種収穫最盛期

  • だだちゃ豆・中生種収穫
  • 毎日の収穫タイミング確認
  • 高温期の品質管理
📅 下旬

🌿晩生品種管理

  • 水分管理継続
  • 病害虫防除徹底
  • 台風対策準備

9月

平均気温 20-26℃

📅 上中旬

🫘晩生品種収穫

  • 黒豆枝豆・晩生種収穫
  • 大粒で食べ応えある品質
  • 収穫適期の見極め
📅 下旬

🧹後片付け・土づくり

  • 収穫後の株片付け
  • 根粒菌の土壌還元
  • 来年に向けた土づくり

10月

平均気温 15-22℃

📅 上旬

🫘収穫完了

  • 最晩生品種の収穫完了
  • 種子用大豆への転換検討
  • 栽培記録の整理
📅 中下旬

🚜圃場整備

  • 畑の整理・清掃
  • 土壌改良・堆肥投入
  • 輪作計画立案

11月-2月

休養期間

📅 全期

📝次年度準備期間

  • 栽培反省・改善点整理
  • 品種選定・種子注文
  • 栽培技術の習得・学習

枝豆の栄養価と健康効果

枝豆は「畑の肉」と呼ばれる高タンパク質野菜です。良質なアミノ酸、ビタミンB群、葉酸、カリウムが豊富で、夏バテ防止や疲労回復に最適。アルコール分解を助ける効果もありビールのお供として理にかなっています。

🫘 枝豆(100gあたり)

タンパク質
11.5g
葉酸
320μg
ビタミンB1
0.31mg
カリウム
590mg
効果:骨粗鬆症予防、貧血改善、免疫力向上

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よくある質問

A.4月下旬-5月上旬が最適です。発芽適温25-30℃が必要なため、地温が十分上がってから種まきしましょう。早すぎると発芽しない、遅すぎると収穫期が高温期となり品質が落ちます。地域により1-2週間前後します。

A.莢がパンパンに膨らんで、押すと中の豆が飛び出してくるのが収穫適期です。開花から40-50日後が目安。収穫適期は3-5日と短いため、毎日チェックが必要です。莢が黄色くなったら取り遅れです。

A.深さ25cm以上、幅65cmのプランターを使用し、3-4株植えが適当です。排水性の良い培養土で、底石を敷いて排水を確保。水やりは土が乾いてから根元にたっぷりと。防虫ネットで鳥害・害虫対策を行います。

A.摘心により分枝が促進され、着莢数が増加して収量向上につながります。本葉5-6枚の時に主茎の先端を摘み取ります。ただし品種によっては摘心不要なものもあるので、種袋の説明を確認しましょう。

A.防虫ネットの展張が最も効果的です。開花期以降は特に注意が必要。早朝の見回りでカメムシを発見したら捕殺します。農薬を使用する場合は、開花期以降は使用方法に注意し、収穫前日数を守りましょう。

A.枝豆は連作障害を起こしやすく、3-4年は同じ場所での栽培を避けます。連作すると立枯病などの土壌病害が発生しやすくなります。輪作でイネ科作物を挟むか、土壌消毒・客土で対処します。プランターでは毎年新しい土を使用します。

A.①発芽不良→種の水浸け禁止・適温確保 ②生育不良→窒素過多を避け根粒菌活用 ③着莢不良→開花期の水分不足解消 ④品質低下→カメムシ防除・収穫適期厳守 これらのポイントを守れば失敗を避けられます。

A.枝豆は根粒菌が窒素を固定するため、窒素肥料は控えめにします。元肥は化成肥料50g/㎡程度。窒素過多だと葉ばかり茂って実がつきません。開花期にカリ分の多い追肥を軽く施すのがコツです。